2月18日(土)、山形ワイヴァンズと香川ファイブアローズの、B2での生き残りをかけた最も重要な一戦が行われた。


前節では、ハビエル・カーターが負傷し、急遽、夜を徹した関係各所との交渉等で、アルティーリ千葉よりケビン・コッツァーを獲得し、なんとか試合まで間に合った。


また、大学生の石井良樹選手が、特別指定選手として、この大切な試合に出場することができたことも、運命的であろう。




今シーズン初の山形市開催となったこの日、会場には約1200人のブースターが集まり、一部声出し解禁の中、選手たちは大きな声援を浴びながら試合に臨んだ。




愛和建設の冠マッチとして開催されたこの日、会場入り口にはブースが設置される。


愛和建設のオーナー会、取引先や関係企業、社員の皆さんが訪れ、ワイヴァンズのタオルを持って応援に臨まれていた。


横山隆太社長が急遽欠席となり、秋葉貴則専務が冠スポンサーの挨拶を行う。


愛和建設×KinKi Kids。

テレビCMを25円で落札した強運。

最近の大きな話題である。

軽量鉄骨を用いたシステム建設「アイワフレーム」

この頭文字の「A」と鉄骨が組み合わされる様子を組体操で力強く体現している。


この日も、その組体操を見せていただき、会場を沸かせていただいたのである。




また、山形ワイヴァンズが山形市の総合スポーツセンターで試合を行うのは、この日が今シーズン初めてということもあり、井上貴至副市長からご挨拶をいただく。


「香川はうどん日本一に対し、山形はラーメン日本一となり聖地宣言をしました。今日は、麺類日本一をかけての対戦とも言えるかもしれません。」

この副市長の言葉に、両チームのブースターが溢れんばかりの拍手を送っていた。




久々の声出し。

迫力があり、改めて一体感の凄さを感じた。




ジェームズ・ベル、トーマス・ウェルシュ、そして、初参加のケビン・コッツァー。


最初は、あまり馴染んでいなかったが、徐々に素晴らしいゴール下のプレーを見せてくれた。




そして、ここ数試合は二桁得点の村上駿斗選手。

この日も、前半から得点を重ねる。




ライコビッチヘッドコーチも、小刻みにタイムアウトをとりながら、慎重に試合を進めていた。





そしてこの日は、バレンタインデー企画で、ワイヴァンズチアが、いつもとは違うコスチュームで、バレンタイン愛を会場に送っていたのである。




前半は拮抗していたゲームは、第3クォーターまで続き、両チームのベンチも様々な戦術を取り出す。




最後は、全ての選手の思いを乗せて、各選手が頑張ってくれたのである。


特に、村上駿斗選手は、鬼神のような働きで、キャリアハイの33得点であった。


まさに、ワイヴァンズの窮地を救ったエースに成長したと思った。




試合結果は、山形ワイヴァンズが84点、香川ファイブアローズが72点。
1戦目は、山形ワイヴァンズの勝利であった。

村上駿斗選手の活躍を一番喜んでいたのは、チームメイト達。

皆から、もみくちゃにされていた。

香川ファイブアローズとは2戦目もある。
より厳しい試合となるに違いない。

悔いなく、プロの誇りを賭けて、頑張ってもらいたい。