1月10日は、山形市の初市の日である。
湯殿山神社の境内にある「市神神社」は商いの神であり、この日は例大祭初市を迎えた。
神社の責任役員の皆様や商工会議所や経済界の方々と共に、神社奉賛会長として参列する。
市神神社の宮司を務められている里の宮 湯殿山神社の澁谷宣寛宮司と、祭典の後に記念撮影。
今日は、朝から大雪の模様で、山形市では今年1番の積雪。
市神神社は商いの神様であり、1月10日に例大祭が行われる。
江戸時代から400年も続く「初市」の守護神が市神神社の神様であり、毎年正月10日に市神を中心として立つ市を「初市」と呼んだそうだ。
御神体は自然石の安山岩。
この石は、山形城下の町割りをする時のかなめ石であった。
今では商売繁盛の守り神として祀られている。
神職には位というか身分がある。
最上階が「浄階」であり、約2万人の神職のうち、約2百名足らずが「特級」である。
澁谷宮司は、浄階の特級の身分であり最高位であられ、祝詞奏上のお声は凛として張りがあり、心の奥底まで沁み渡るのである。
祝詞奏上、例大祭が行われた後、天を覆っていた雲の隙間から太陽の光が降り注ぎ、あっという間に青い空が顔を出した。
神通力というか、やはり御神体と澁谷先生のお力は素晴らしいと心から感動したのである。
コロナ禍が3年も続き、戦争による物不足、そして物価高など、山形の経済界や商工界は土俵際まで追い込まれている状況である。
しかし、どんなどん底の状況でも、明けない夜はなく、冬の後には必ず春がやってくる。
大切なことは、そう信じて「希望」を持つことである。
令和5年(2023年)は、今日の太陽の光が降り注いだように、きっと経済界、商工界にも明るい兆しが訪れるに違いない。