12月28日(水)、山形ワイヴァンズと福島ファイヤーボンズの試合が行われた。


残念ながら、コロナ感染により5名の選手が欠場となり、その翌日には、チームスタッフ3名も抗原検査の結果陽性となった。


選手及びチームスタッフは、毎日検温を行い、練習前や試合前に抗原検査もし、感染対策をしていたつもりでいたが、この様な状況に至り、福島まで駆けつけてくださったブースターや、バスケットライブで応援いただいた皆さんへ、心よりお詫び申し上げたい。


また、福島ファイヤーボンズの関係者の皆様にも、不十分なチーム状態で試合に臨んだこと、重ねてお詫び申し上げる。


どうしても、練習中はマスクを外す為に、発症前の無症状の状態での感染は、完全には防げなかったと思われる。


コロナに感染することは誰の責任でもないし、誰も責められるものではないが、改めてクラブとしては、感染対策を強化し再徹底を図る所存である。




福島戦の際、ベンチに置かれた出場できなかった選手たちのユニフォーム。


眞庭城聖選手、ジェームズ・ベル選手、山田友哉選手、村上駿斗選手、ハビエル・カーター選手の5人が、自宅待機の静養中である。




前回の福島戦では完敗だった為、雪辱を記す覚悟で臨んだが、ロスター7人での試合は完敗であった。




山形からは、多くのブースターが現地入りしてくださり、最後まで応援していただいたこと、感謝しかない。


衷心より御礼申し上げたい。




以前、山形ワイヴァンズは同じような環境にあったのを思い出す。


NBDL時代の2015-16シーズンである。


当時の日刊スポーツに、その頃の事が記載してあった。


〜原文のまま〜


<ワイヴァンズ劇場メモ>


 ▼2015年12月6日 新外国人ジェニングスが体調不良で豊田通商戦を欠場。復帰することなく同28日に契約解除。

その後故障者もあり、7人で勇敢に戦う姿が「7人の侍」と称された。

 ▼16年1月1日 柏倉が左足の故障で全日本総合選手権を欠場。以降3回戦までの3連戦を6人で戦う。

 ▼15日 卒業を目前に、明大を中退した伊沢が「おとこ気」入団。

 ▼3月25日 ロールがタクシー乗車中に追突され、27日のプレーオフは4位に終わった。

シーズン終了後にロールは退団。

 ▼9月23日 B2リーグ開幕前日、家庭の事情のため、昨季の大黒柱ナイトを契約解除。同時に新外国人ターバーと契約。

 ▼10月7日 肩の負傷により、今季から加入した新外国人ロペスを契約解除。




そんな記事が、改めて心に響く。


当時のキャプテンであった柏倉秀徳選手からは、怖いくらいの気迫が漲っていた。

勝負に対する妥協を許さなかったのである。


そして、奇跡のプレーオフ出場。


コロナウイルスに感染した選手たちは十分な回復を目指し、次の試合に出場する選手は、先達の足跡の後に続いてほしいと思うのである。