映画「チケット・トゥ・パラダイス」
コロナ禍や戦争で、世界が一変してしまった今、世代を問わず心から楽しめる、良質なラブコメティーが誕生した。
主演は、「プリティ・ウーマン」で、一躍全世界の注目を浴びたジュリア・ロバーツ。
そしてもう1人が、「ER緊急救命室」や「ファミリーツリー」「ゼロ・グラビティ」のジョージ・クルーニー。
ジュリア・ロバーツは55歳、ジョージ・クルーニーは61歳であるが、彼らの立ち居振る舞いや、醸し出す雰囲気は格別にカッコ良かった。
ジョージ・クルーニーは、自分の一つ年下。
トップガンのトム・クルーズもそうであったが、その熱演を観るだけで、「まだまだ頑張ろう!」という再生のエネルギーを貰えるのである。
これも、映画の素晴らしさなのだろう。
ある事がキッカケで、夫婦仲は最悪となり離婚。
たった一人の愛娘が、弁護士資格を捨てバリ島の男性と結婚すると知り、その結婚を壊す為にタッグを組む。
両親の裏工作を知った娘。
その信頼関係は、完全に崩壊してしまう。
神秘的な雰囲気、美しい海と空のバリ島で、多くの気づきと思慮。
次第に、自分にとって何が大切なのかを知っていく。
新型コロナウイルスの爆発、ロシアとウクライナ戦争、物不足と物価高など、世界の価値基準が変わってしまったかのような今という時代。
もう一度、「人生の素晴らしさ」を再発見できるかもしれない。
ムービーオンにて上映中。