11月27日(日)、Bリーグが開幕し、パスラボ山形ワイヴァンズが参戦してから、初の5連勝となった。


NBDLの金澤HC時代は、一度5連勝した時があったが、Bリーグでは初体験であり、チーム全員の「勝利」にこだわる諦めない気持ちを強く感じたのである。




それは、試合終了の眞庭城聖選手のBリーグ通算3000ポイント達成記念セレモニーの時、自分も選手の輪の中に入った時に、あの一体感を目の当たりにして確信したのであった。




この日、前日に引き続き行われた、アースフレンズ東京Zとの2戦目。


1戦目が山形ワイヴァンズが33点差をつけての快勝だった為に、神経質になるくらいのモチベーションで臨んだ試合だったのである。


しかし、流れの一つと予想をしていた通りに、「ハングリーに自分がシュートを打ちまくる」、「リングにアタックする」というアグレッシブさは姿を消し、消極的な試合となった。


最後まで、どちらに勝利の女神が微笑むのか判らない展開となる。


以前、ワイヴァンズでルーキー時代を数年過ごした藤岡昴希選手などの、東京Zの選手たちの頑張りも目についた。


しかし、3人の外国籍選手や、山田友哉選手や田原隆徳選手などの「諦めない気持ち」も伝わってきたのであった。




そして、コートにいようが、ベンチにいようが、変わらずに皆を叱咤激励しているのが、眞庭城聖キャプテンなのである。


「勝つ」ことの意味を、最も知っている男である。




たぶん、本人も感じているかもしれないが、今シーズンの眞庭は、最もキャプテンらしいキャプテンであるのかもしれない。


そんな精神的な成長と共に、Bリーグ通算3000ポイントという金字塔を記録したのである。


前半でスリーポイント1本で3得点。

後半で、フリースロー3本中2本を決めて2得点。


この日の5得点目で、3000ポイントとなったのだ。


心より、敬意と祝意を申し上げたい。




自分を支えてくれる奥さんの誕生日に、子ども達も一緒に、自分のチームが勝ち、自分の輝かしい記録を達成するとは、なんと幸福で満ち溢れた1日であっただろうか。


眞庭は、自分にパスを出してくれたチームメイトがいたから達成できた記録。

そして、ブースターの皆さんが、背中を押してくれたおかげですと、感謝の言葉を伝えていた。


メイクドラマ。

ドラマは、自分たちで作る。


これからの山形ワイヴァンズを、しっかり見ていてほしい。