ダイバーシティメディアの前身であるケーブルテレビ山形は、1992年9月14日に産声をあげた。


今年で30周年を迎える。


あの頃は、こんなに続くとは想像もつかなかった。

ただただ、自分たちが追い求める夢の為に、目の前に積まれた課題やミッションを、夜も昼間なく必死にこなしていた。 


自分が32歳の頃の話。


この山形の街に、新しいメディアである、CATV(コモン・アンテナ・テレビジョン)放送局を作り、数十チャンネルもの専門チャンネルを、見てもらいたいという一心であった。

また、当時は山形では見られなかったフジ系列の民放を、仙台テレビから電波をいただき見てもらいたいとの思いもあった。

さらに、24時間、ずっと山形県にフォーカスした番組を制作放送したいとの強い思いもあった。


市民チャンネル…「スタジオは私たちの街、主役はあなた」をモットーに、「小さいけれど、されど尊い物語」を市民の皆さんへ伝えたい!〜そんな熱い思いが全身に漲っていた。


当時は、報道やニュースは民放の役割とし、自分たちは「街の息吹、四季の物語」を探し続けたのであった。




誕生日の2日前の9月12日(月)、市民チャンネルの人気番組の同窓会を、ダイバーシティメディアの向かいのイタリア料理の「ボーノ」で開催した。


ユニバーサル番組の「LOVE&PEACE HOUSE」の総合司会の加藤由美さん。


映画情報番組の「NOW TIME  MOVIE  ON!」、記念日をお祝いする「アニバーサルワイン」、山形の熱い若者達を応援する「隼人組」など、とても多くの番組を率いてくれた水口牛こと安達浩寿氏。


ダイバーシティメディアのディレクター兼カメラマンとして活躍した後、フリーカメラマンへ転身した小林利尚氏。


ダイバーシティメディアからは、自分の他、定永洋一制作局長、鈴木淳予制作企画部長、伊藤浩制作技術部長が参加する。




秋の旬の料理。

上山市の栗と、パルミジャーノレジャーノチーズリゾット。




人気メニューのクアトロチーズピッツァ。



山形県産和牛フィレステーキ。



庄内のどぐろのポワレ。



渡りカニのトマトソーススパゲッティ。


どれもこれも、とても美味しかった。

食事の美味しさもあるが、30年間のケーブルテレビ山形・ダイバーシティメディアの思い出が、なんと言っても最高の料理であったかもしれない。


ひとつの番組を企画し、ゼロから作り上げる。

そして、それをオンエアし放送し視聴者に手渡す。


ケーブルテレビ局の強みは、何回もリピート放送をする。

それによって、視聴者接触率はとても高い。

加入者の50%を超えるのである。




「LOVE&PEACE HOUSE」のロゴマーク。

社内の工藤さんという女性が作ってくれた。

このロゴマークは、バッチにもなり、出演者やゲストの皆さんに毎回お渡ししたのだ。


自分は、このロゴマークがとても気に入っている。


太陽が照らし続けている限り、土から芽が出て植物は生きる。

LOVEがジョウロになっている。




皆、アラ60である。

でも、まだまだ、夢を見たいし夢を実現したい。

そんな、心の声を放った時間であった。


今だからできることもある。

今しかできないこともある。


そんな一歩を、踏み出す機会を得たのであった。


隼人組、いや、牛組?由美組?

とにかく、もっと人生を「楽しもう」と思うのであった。