Bリーグ2022-23シーズンの開幕が、2ヶ月後に迫ってきている。


ライコビッチHCは、先週の7月29日(金)にセルビアより入国し、昨日の8月1日(月)に山形ワイヴァンズの練習に今シーズン初参加。


コロナ禍により、セルビアを出られたのが、予定より2週間遅れとなった。


昨日の夕方、ダイバーシティメディアに、アシスタントコーチのライアンと挨拶に来てくれた。




今シーズンで、パスラボ山形ワイヴァンズのヘッドコーチは、3季連続となる。


パスラボ山形ワイヴァンズとしては、NBDL時代に金澤ヘッドコーチが2シーズン連続で指揮を取ってくださったが、それ以降は、ヘッドコーチの複数年の契約はなかった。


しかし、2019-20シーズンで東地区で最下位になった山形ワイヴァンズを、翌2020-21シーズンにはセルビア出身のミオドラグ・ライコビッチがヘッドコーチに就任し、チームを見事に立て直し、複数の選手のコロナ感染でシーズン途中に、練習や試合が出来なかった時期を乗り越えて、プレーオフに進出したのであった。


昨シーズン、2021-22シーズンでは、開幕の滑り出しは最高の状態であったが、次第に「Oneteam」を目指していたチームのモチベーションが低下し、思い描いたシーズンとは、だいぶかけ離れた状態になっていった。


原因は、チーム内の、信頼、繋がり、コミュニケーションの不足と、それを改善できなかった、フロント側の責任もある。


さらには、外国籍選手のケガによる2ヶ月間の戦線離脱に対して、補強などの対策を行えなかった事が連敗に繋がり、悔いが残ったシーズンとなった。


また、外国籍選手の存在の大きさを、改めて思い知らされたのは言うまでもない。


シーズン終了時、徹底的にライコビッチHCやライアンACと、徹底的に反省点をピックアップし、検証をしたのである。


今シーズンは、ライコビッチHCを中心に、外国籍選手へ、これまで以上に重きを置く方針をとる。


スクーティー、あるいはスクーティーの様な選手を獲得したく、交渉を続けてきた中で、ジェームズ・ベルは、最も期待できる選手である。


残り2人の選手もほぼ決まり、外国籍選手のそれぞれの特性やチームの戦略などを、昨日はお聞きした。


ライコビッチHCの追い求める高い理想が、選手たちとどう融和し実現化するかどうかが、今シーズンの課題となろう。


河野選手、中島選手が5シーズンに渡り、山形ワイヴァンズの歴史を作ってくれた。


今シーズンからは、村上駿斗選手や田原隆徳選手が、新生ワイヴァンズを引っ張って行ってくれるだろう。

さらに、マニーやヤナなどのベテラン勢にも大いに期待している。


ほとんどの選手が、B1を経験してきた選手たちである。


ライコビッチHCは、今年こそは「プレーオフ進出を目指していく!」と、力強く話してくれたのであった。