今年度、米アカデミー賞最優秀作品賞に輝いたのは、「Coda あいのうた」
原題の「CODA」とは、「Child of Deaf Adults」の略語で、ろう者の親を持つ子どもという意味。
フランス映画の「エール!」のリメイクで、4人の家族の中でひとりだけ耳が聞こえるという設定を引き継ぎながらも、登場人物のそれぞれの内面に切り込み、愛と葛藤を深く描いている。
家族の中で、ひとりだけ耳が聞こえる少女。
愛する両親と兄の「通訳」係だった彼女が初めて見た夢…。
それは、歌手になりたいという夢。
大反対の家族が、たどり着いた答えとは…。
夢へ踏み出す勇気を持ち続けたキャストとスタッフが贈る、誰もが大好きになる爽快な感動作である。
「家族の愛」と「自立と自己実現」の狭間で、ひとりの人間として成長していく物語。
一方で、言葉よりも美しい手話の表現は、その存在価値を間違いなく高めたのである。
大逆転と言われた、今年のアカデミー賞最優秀作品賞の「Coda あいのうた」
多様性の現代に、多くのメッセージが散りばめられていく。
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是非、ご覧ください。