3月28日(月)、持続可能な地球社会や世界一のヘルスケアを標榜する「フィリップス」の堤浩幸社長が、ダイバーシティメディアに来られた。


この3月末で、5年半務められたフィリップスを卒業し、4月1日からは、富士通の副社長にあたるシニア・エグゼクティブ・バイスプレジデント(SEVP JapanリージョンCEO)に就任されるのだ。


日本エリアの最高経営責任者であり、彼の才能を遺憾無く発揮できるポジションである。


そのご挨拶に、わざわざ山形市のダイバーシティメディアに来てくださったのだ。




堤社長と出会ったのは、2018年11月。

日本蘇生学会が開催された天童ホテルだった。


これまで、NECの秘書室長、シスコJapan社長、サムスンJapan社長、そしてフィリップスJapanの社長になられて2年目のことであった。


それからは、堤浩行さんの経営者としての哲学と思想や、ビジネスマンとしての発想がとても刺激的であり、さらには勉強家や研究者としても尊敬できたのである。


人柄や人間性、さらには礼節を重んじる姿勢は、とても魅力的な方である。




ダイバーシティメディアに来社されたのは、堤社長とフィリップスの東北の責任者である金子氏。


ダイバーシティメディアグループとは、日本初のホームAEDの開発やリース販売、ファースト・レスポンダー育成・啓蒙の為の「SOSコンソーシアム」設立、山形ワイヴァンズへのスポンサー支援など、多くのアライアンス、コラボレーションを行ってきた。


堤社長と出会い、両者の関係は、たった3年半で、こんなに多くの関係を太く結ぶことができたのである。


これらは、堤社長の決断力とスピード感に由来すると思っている。




そんな堤社長の卒業を祝い、ダイバーシティメディアでの打ち合わせの後、山形を代表する老舗料亭「亀松閣」で懇親を深めた。


山形の日本酒、料理が大好きな堤社長。

山形産の日本酒に感動され、ギンギンに冷やした菊地保寿堂の「まゆ」に驚き、とても喜ばれていた。




この日のメインの料理は、山形牛と今年採れたての筍。


抜群の美味しさであった。


また、宴席の途中で、女将の笹原史恵さんが、堤社長のバイブルは幕末の「重職心得箇条」と、ネットニュースのコピーを持ち出し、大いに盛り上がった。




堤社長はさらに、三菱総研でまとめた「SF思考・ビジネスと自分の未来を考えるスキル」という本について、熱く語られた。




堤社長との打ち合わせや会食は、いつも「未来志向」になり、頭が冴え渡る。


話していると、お互い、どんどんアイデアが湧き、じゃあ一緒にやろうとなる。


これまで何人か出会っている、現代日本のリーダーであることは間違いない。


これからは、富士通のトップとして、ICT、放送通信、スマートシティ、ガバメントソリューション、スポーツナなどなど、展開が広がる楽しみがある。


同じ世代のファッションリーダーとしても、日本をリードして欲しい。


また会うことを約束し、翌日、新幹線は地震の影響でNGの為、山形空港から帰京したのであった。


4月からの大いなるチャレンジに、エールを送りたい。