3月18日(金)、里之宮 湯殿山神社にて、祈年祭・春祭が行われた。


湯殿山神社の三大祭である祈年祭、例祭、新嘗祭の一つである祈年祭…春祭である。




この日は、新型コロナウイルスが未だに終息しないこともあり、昨年同様に神社関係者のみでの参列となった。




長く厳しい東北・山形の冬。

その冬が明け、春が訪れる。




春祭のご祈祷に入る前に、澁谷宣寛宮司より、新たに神社責任役員に後藤又兵衛氏が就任され、合わせて、神社総代には、吉田福平氏が就任されたと説明があった。




澄み切った澁谷宣寛宮司の祝詞の中で、新型コロナウイルス感染症の早期収束や、ロシアとウクライナの戦争の和平を祈り、参列者は共に今年一年の安寧を願ったのである。




澁谷宮司は、5月の例大祭に触れ、コロナ禍が収まり広く開催できればいいが、やはりコロナの状況次第と話された。




東日本大震災から11年が経ち、また大きな地震がきて当時を思い出し、まだまだ心が穏やかではない人々が多い。

さらに、コロナ禍が収まらず、経済もまだまだ回復しない。

そんな中、春の訪れを祝う春祭りを開催していただき、この場で澁谷先生の祝詞を拝聴したことで、心が落ち着き、ありがたく思う。


奉賛会長として、「春祭」に感謝とお祝いを申し上げた。




その後、参列者は、同じ敷地内の市神神社をお参りして、お開きとなった。


春の訪れが、少しでも、世の中を良い方向に導いてくれればと祈りながら、帰路に着いたのである。