明日の11月28日で、開店39周年となる「カフェ・クルー」
自分たちの歴史と共に、いつも宿り木として存在してくれた、ホッとする場所である。
誕生日となるこの日は、毎年、花を贈っている。
マスターの佐藤隆君は、中学時代の同級生で、皆んなで麻雀を始め、皆んなでギターを始めた。
高校時代は、ライブをやり、一緒に歌ったり…。
あの頃の仲間…、天国に行ったヤツも、病気で施設に入ったヤツも…、いろんなヤツらが全力で生きていた熱い時代であった。
過ぎ去った日々は、懐かしさと同時に寂しさを呼び起こす。
オープンの日は、ここでエールを斬って、コーヒーを飲み、友人第一号の経営者の誕生を心から喜んだ。
その後、風の伊勢正三を読んで記念コンサートを開催したり、大晦日は全員集合して、夜中に初詣に繰り出したり。
皆んなが働き出し、転職したり、挫折したり、そして失恋や恋の始まりなどは、いつもこの店で仲間皆んなで共有していた気がする。
だから、何かが起これば、皆んなが結集していたのだ。
30年以上が経ち、それぞれが退職を迎える時期になり、ロストストーリーを感じる時が多くなる。
しかし、この店は、変わらず自分たちを抱きしめてくれるのだ。
今日は、YMFの佐藤則子事務局長と、秘書課の和田君と一緒に夕食である。
これまでの人気のブラックカラーではなく、ジャガイモカレーとナポリタンセットを食べる。
そして、開店当初と変わらぬホットコーヒーを飲む。
味は、どこかのタイミングでイノベーションしているのかもしれないけど、自分には変わらぬ味である。
数日前、マスターの隆君と話した。
ここからの10年、仕事も健康も、たぶん大変になるに違いない。
だからこそ、皆んなで頑張っていこう!
このマインドセットを、これまでも何回やったのだろう。
でも、これが、案外、効果があるのである。