2021年11月18日、東映の菅原営業部長と、笠井セールス担当が、ムービーオンに来社した。

この日は、東映の岡田裕介会長がご逝去されてから一周忌となる日。

岡田裕介前会長を偲びながら、思い出話に花が咲いたのであった。



菅原営業部長との付き合いは長く、15年前にムービーオンやまがたがオープンした時の東映のセールス担当であり、その後は、現九州支社長である川井氏に引き継ぐ。

いわば、菅原部長は、ムービーオンの草創期にお世話になった方なのである。

宮城県石巻市のオカダプランニングが実家であり、生まれた場所が、映画興行会社である。

日本映画の歴史、興行の歴史、そして東北の興行会を熟知している方であり、弟さんが実家を継がれている。

個人的には、自分の娘が東映時代に、岡田兄弟から大変お世話になったのだ。



この日は、岡田裕介会長の一周忌ということもあり、みんなで東映の三角マークを作って、岡田会長に哀悼の意を捧げたのである。



岡田裕介会長は、何もわからなかった自分に、映画業界の「いろは」を教えてくださった方である。


当時は、TOHOシネマズ現会長であり東宝の千田前副社長と共に、山形県の映画界の発展に、絶大なるお力添えを賜った。


生者必滅 会者常離は、人の世の習いとは言え、岡田裕介会長の死は、早すぎる残念無念の死である。




岡田会長は、生前、北海道に思いを馳せる映画が多かったと思う。

「北の零年」や「北の桜守」など…。

この日は、鍋をつつきながら、寒タラのキクワタ(白子)を食べながら、岡田会長へ献盃をあげる。

来年の東映は、近年最高のラインナップとのこと。

大いに期待したい。

全国津々浦々、少しでも映画館にお客さんが戻って来られることを、願わずにはいられないのである。