久しぶりに、朝4時台に起床する。
まだ、外は真っ暗。

この日、11月6日(土)午前6時30分より、山形グランドホテルにて、山形市蔵王倫理法人会のモーニングセミナーでの講演の機会をいただいたのである。



これまで、倫理法人会では、2006年8月、2014年7月、2016年9月と3回講演の機会をいただき、この日で4回目となる。


最初の講演は、現職の山形市長で亡くなった父と自分の関係について話した、演題「父と子〜吉村家編」であった。


父が亡くなって、3年目が経過した頃の事であり、この演題で話して欲しいとのことであった。


自分としては、「父と子」という初めてのジャンルだったので、とても難しかった記憶がある。




今回は、パスラボ山形ワイヴァンズのコンセプトを主軸とし、「DREAM  BEYOND  THE  DREAM 〜 夢の先には、きっと夢の続きが待っている〜」をテーマに、40分間講演をさせていただいた。




パスラボ山形ワイヴァンズの、これまでの歩みから話をし、東北では唯一プロバスケットクラブが無かった山形県に、民間の力のみでプロのクラブを設立して、東京をはじめとする企業群と戦うロマンについて述べる。


プロチームの誕生は、多くのスポーツ関係の方々の夢であったが、クラブを運営し出すと、予想もしていなかった課題や問題点が噴出し、諦めや挫折、そして、どん底に陥ったこともあった。


しかし、一方で、どん底にあるからこそ気がつくことが多く、体験談も交えての講演となった。


辛い環境、苦しい環境、どん底の環境だからこそ、夢への憧れや願いは強くなる…そこにフォーカスし、そのエネルギーの源について話させていただいた。




オンデマンド型の非決定論的社会や、目的型の世相という今の時代が、これまで生きてきた自分の体験や知見に加わり、己の世界観がイノベーションやアウフヘーベンされていく。


その源泉は、地域を愛する気持ち。


そして、次世代のこの街や人々へ、残していきたい「しあわせのカタチ」について話したのである。


その思いや願いが夢となり、きっと、未来へ続いていくのである。




渡辺英一郎会長、中村祥之副会長、丹野一史さん、小野仁さん、鈴木重幸さん、そして鈴木隆一顧問には、大変お世話になり、感謝申し上げたい。


会場に来られた方とズーム参加の方を合わせて、約40人の参加者とのこと。

とても真剣にお話を聞いていただいた。



山形のこの地から生まれた、チームである「山形ワイヴァンズ」


次の夢に向かって、まだまだ歩み出したばかりである。


これからも、ワイヴァンズへの応援をお願い申し上げ、講演を閉じたのである。