バンビシャス奈良との大揺れの一戦は、山形ワイヴァンズが98対95で薄氷の勝利を引き寄せた。

第1クォーターは、奈良が10点差のリード。
第2クォーターは、山形が3点リードしたが、前半合計は、山形42点、奈良49点,

第3クォーターは、山形が40点を獲得する猛攻であり、この時点で山形82点、奈良66点。

山形が16点差で第4クォーターに突入する。

堅守の山形が、セーフティリードだと思っていたが、ミスの連発で、残り1分を切って、95対95の同点となり、どちらが勝ってもおかしくない局面に陥ったのである。



第1クォーターの奈良のスリーポイントは、入り過ぎてはいたが、ワイヴァンズのディフェンス意識が足りなかったとはいえ天晴れなシュートが多かった。

キャプテンの河野のスリーポイントも、決まり続けて、終わってみれば6本18得点。
素晴らしい活躍であった。



中島も相変わらずの活躍であった。
今シーズンの中島は、チームを牽引するだけではなく、選手をまとめてくれている。




ジャワッドも、ケニーも、サンチェスも、それぞれが、試合ごとにヒーローとなり活躍してくれている。

昨日は、ジャワッドが素晴らしい動きであった。

川邉も田原も、キラリとしていたし、皆が一丸となって、勝利を掴み取ったと言えよう。

奈良まで行ってくれたブースターには、感謝しかない。



ただ一つ、思うところがあり、昨夜、ライコビッチHC、ライアンAC、洋一GMに伝えた。

我々には2つの目的があること。
1つは、どんなことがあっても「勝つ」ということ。
そして2つ目は、「プロフェッショナルのこだわりとプレー」を見せること。

第1クォーターはしかたないとしても、第4クォーターのミスの連発は、どこかで断ち切り、修正改善しなければならない。

自分たちの強みのディフェンスにたち戻り、心と技を落ち着かせて試合に臨むのが、流れの悪い試合を乗り切る術であるはず。

昨日は、それが足りなかった。
名古屋戦も、福島の第1戦目も、同様であった。

そんな事を、HCやGM、チームスタッフへ伝えた。

奈良の夜、宿泊ホテルでは、スタッフや選手たちも、遅くまで話し合ったようである。

長丁場のシーズンを乗り切る為には、必要なことなのかもしれない。

頑張れ!
ワイヴァンズ!