昨年の12月22日、我が家に、ビション・フリーゼの生まれて2ヶ月の仔犬がやってきた。



レアと名付けられた彼女は、それから1年の間に、すっかり我が家に溶け込み、家族の内外を問わずに、接する人に幸せの笑みを与えてくれた。




来たばかりの頃は、ガラス細工のように壊れそうで、抱くことさえ忍ばれた。


以前、2匹も子犬から育てて来た経験があるのに、その感覚を、すっかり忘れてしまっていたのだ。





しかし、その後は、トイレ、食事、さらには、お座りやお手などのトレーニングを経て、コミュニケーションが取れるようになって来ている。



家族の中でも、86歳の母は、朝起きてくると、必ず、

「レアは?」と彼女を探し、「遊ぶ?」と誘うのが日課である。


母にとっては、純粋にコミュニケーションを取り、心から癒される存在だと思う。


逆に言えば、レアが母と上手に接してくれているような気さえしてくるのだ。


そんなレアを見ていると、とても愛おしく見えて来る。


自分とも、朝、目が合えば、必ず挨拶に寄ってくるのだ。




先日、午後6時ごろ、レアが会社を訪問する機会があった。


自分のブログでレアを知っているスタッフからの声もあり、犬好きの方へご挨拶。


強面の吉田常務が、満面の笑顔になったのには驚いたのである。


櫻井秘書室長や定永制作局長が、とても喜んでくれたのである。


まだコロナ禍の真っ只中であった今年、苛立つ場面や閉塞感の中、レアには多くの場面で救われた気がした。


多様性の世の中で、人は、自然や他の生き物から、多くの恩恵を得ているのであろう。


年末年始の休み中、1日は、ゆっくりレアと遊びたいと思っているのである。