「インセプション」「TENETテネット」などで、天才監督の称号を確固たるものとしたクリストファー・ノーランの弟であり、「ダークナイト」「インターステラ」の脚本を手がけた弟のジョナサン・ノーランが製作。

そして、「ゲーム・オブ・スローンズ」を抜いたドラマシリーズ「ウエストワールド」のリサ・ジョイが、脚本と監督を務める。



記憶潜入エージェントのニック(ヒュー・ジャックマン)は、記憶の深層世界に入り込み、心に傷を抱えた顧客に過去の思い出を再体験させる日常を送っていた。



舞台は、水没都市マイアミ。

地球温暖化で海水面が上がり、かつ、異常気象により都市は水浸しになっていた。



裕福な地主達は、ドライ・ランドと呼ばれている陸地で暮らす。



そんな日常の中で、ニックは運命的な出会いをする。

メイとの出会いが、様々な謎を生み、ニックの人生を狂わせていく。



記憶の奥底に沈んでいるシーンを探して再現する。

過去、現在、未来の繋がりの中で、物語は時空を超えて描かれるのだ。

水没都市と記憶の繋がりは顕著であり、その背景の作り方が素晴らしい。



サスペンスとラブストーリーの両面から楽しめるが、最後の結末を決めるのは、主人公ニックの決断であった。

ハリウッド映画の醍醐味である非日常性を、たっぷり味わえる極上の映画である。

是非、劇場で観てほしい。

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