先日、山形市七日町の花小路「浜なす分店」へ伺う。

ここ数年、季節毎の郷土料理や旬の料理を食べることができる料理店として人気がある。

コロナ禍になってからは、感染対策にも力を入れており、安心して食事ができるのだ。



先日伺ったら、岩手県産の「早松茸」を入荷したとのことで、お吸い物としていただく。


今シーズンの初物であり、松茸の香りを楽しませていただく。




石川県産のハタハタも、今シーズン初めて。


山形県の庄内地方では、あと2ヶ月先に漁れる魚である。

日本海を北上していく途中の石川県で漁れたらしいが、身がしっかりしていてとても美味しかった。




浜なす分店は、3代に渡って一緒に働いており、86歳の先代が前菜のお盆物を、上手に綺麗に仕上げるのだ。




郁子女将のご主人の当代が、料理を作られる。




そして、京都での修行を終えた跡取り息子さんが、今年より戻り、デザートの和菓子などを添える。


この日も、美味しい団子入りの最中…お月見を表した雰囲気を醸し出す。


このコロナ禍の中で、三代が一緒に肩を寄せ合って頑張っている姿に感動を覚えながら、その料理の美味しさを満喫したのである。


東京からのお客様や、大切な方々との会食の場所で、かなり重宝している店である。



この日、店を出る際に「浜なす分店」でずっと中心的に働かれていた「としえちゃん」から退職のご挨拶をいただく。

映画が好きな女性で、映画の話などで盛り上がった思い出が何度もあった。


これから幸多からんことを祈りたい。