8月末、9月6日から放送が始まる『発掘!おもしろ東北人2021」の決勝大会の収録が、山形市のダイバーシティメディアで行われた。

今年で第7回を迎えるこの大会が誕生したのが、約9年前の2014年である。

2011年の東日本大震災で凍りついた心を、少しでも溶かしたいとの思いで、東北のケーブルテレビ局が集まり、みんなで「笑顔で溢れるイベント」にしようと開催に踏み切ったのだ。

東北のケーブルテレビ局の中で、三陸ブロードネット、気仙沼ケーブルネットワーク、宮城ケーブルテレビが、直接被災しているだけに、皆、自らのことのように感じていた。

そして、何とか、東北の皆さんが、少しでも笑いを取り戻し、元気になってほしいとの思いが原点である。

主催は日本ケーブルテレビ連盟東北支部、運営は東北ケーブルテレビネットワーク、協力は吉本興業。



今年で4年目になるココリコの遠藤章造さんが、総合司会を務め、ダイバーシティメディアの鈴木淳予アナウンサーとソラシドの本坊さんが脇を固める。



コロナ禍の前までは、毎年、ムービーオン山形のシアター1の大ホールが決勝大会の会場であったが、今年もコロナ禍でリアル開催は断念し、東北の各局を繋いでリモート開催となったのである。

前日からは、制作・技術スタッフとメディア戦略局のメンバーが、何度もリハーサルを繰り返していた。



そして、収録開始。

ココリコの遠藤章造さんのタイトルコールで番組が始まった。

事前に各県の予選を通過した方々が、リモートやリアルで出演して技を競うのである。

決勝進出者は例年の6組より増えて、10組の参加である。




売れっ子であり、なかなか地方には来る機会がないココリコ遠藤章造さんが、「このイベントは10年契約で、あと6年はやります!」と話していた。

そんな遠藤さんの前向きなエネルギーが、この番組を引っ張っているのだ。

ソラシドの本坊さんも、とてもいいフォローをしてくれる。



そして、第1回大会の優勝者で、その後、吉本興業所属となる「まつトミ」の2人が、昨年に続き、メインスタジオとは違う階にある審査員室を盛り上げてくれたのである。



今年の審査員は、「発掘!おもしろ東北人」実行委員長・東北ケーブルテレビネットワーク社長の自分と、よしもとエリアアクション東北事務所の高橋真所長、日本ケーブルテレビ連盟東北支部の加藤雄一支部長・宮城ケーブルテレビ常務、そして紅一点のジョインの武田靖子専務の4人である。









リモート出演をされたのが、ストロベリームーン(青森代表)、空間シアターアクセプ(青森代表)、のーてんき(秋田代表)、柴田似恭兵(岩手代表)、善し悪し(岩手代表)、横地眞平(岩手代表)、くまりえ。(宮城代表)、大卒ニートの野望(山形代表)の皆さん。



そして、山形代表のお二人は、会場でのパフォーマンスを見せてくれた。

1人目の浅草亭恋之輔さんは、七五調の落語で山形県の魅力を語る。



そして、この日、観ているスタッフや出演者が、「鳥肌が立った!」と感動したのが、山形代表の2人目の秋元悟さん。

全日本けん玉選手権優勝、けん玉ワールドカップ第3位の腕前を披露して、50連のけん玉一気上げに挑戦する。



歌、ダンス、大道芸、モノマネ、落語、漫才など、様々なジャンルから参加してくれた方々へ、心から感謝申し上げたい。



そして、最優秀賞グランプリの発表と表彰式。



最優秀賞のグランプリは、けん玉の山形代表の秋元悟さん。

グランプリの副賞は、東北の17全部のケーブルテレビ局のコミュニティーチャンネルに出演できる。

受賞理由は、この日様々な元気の源を披露してもらったが、やはり鳥肌ができる程の感動を与えるリアルの強さが上げられた。

是非、東北各地で、その神業を見せてほしい!



審査員特別賞は、浅草亭恋之輔さん(山形代表)
遠藤章造賞は、小中学生のユニット「ストロベリームーン」



多くの方々の、開催への強い願いや思い、震災復興の強い意志により、今大会を行えたことに、心から感謝申し上げたい。

番組「発掘!おもしろ東北人」は、青森ケーブルテレビ、八戸テレビ放送、岩手ケーブルテレビジョン、一関ケーブルネットワーク、水沢テレビ、三陸ブロードネット、北上ケーブルテレビ、花巻ケーブルテレビ、宮城ケーブルテレビ、大崎ケーブルテレビ、気仙沼ケーブルテレビ、仙台CATV、J:COMキャベツ、秋田ケーブルテレビ、大館ケーブルテレビ、ダイバーシティメディア、ニューメディア米沢の、東北全17局での放送となる。



追伸。

この日は、残念ながら、ソラシドは本坊が一人。
最近では、西川町での農業従事など、全国区になってきた本坊。
更なる活躍を期待したい。

そんな本坊とココリコ遠藤の活躍を、是非、番組でご覧いただきたい!