来年で設立30周年を迎えるダイバーシティメディア。

それを期に、現在、荒井朋美総務部長を中心に、各グループ会社の諸規定集を見直している。

先日も、打ち合わせに入る前に食事を取ろうとなり、「何を食べよう?」と聞くと、食欲がないと言う。

イタリアン、中華料理、焼肉、ラーメンなど、提案したところ、「カレーつけそば」を食べたいとのこと。

以前は「カレーつけそば」と言えば、「あらくさ」が自分達のスタンダードだったが、「あらくさ」が廃業した後は、なかなか恒常的にメニューにある蕎麦屋さんは少ないのが現状。



その後、よく食べに行ったのが、「三津屋」の本店と山形駅ビルのエスパル山形店。


この日も、「三津屋」の本店に行くが閉まっていた。


諦めたくなかったので、エスパル山形店へ向かう。




「三津屋」エスパル山形店は山形駅1階の一角に在り、コロナ禍の前は午後10時ぐらいまで空いていたと思っていたが、この日は午後7時までとのこと。


残り30分、急いで注文する。




食べたかった「カレーつけそば」に、何とかありつけたのだ。


これが、これまで食べた三津屋の「カレーつけそば」の中で、最も美味しかった。


荒井総務部長も、「美味しい!」を連発していた。




天ざるそばを注文し、そこに「カレーつけ汁」をつける。


この日の天ぷらも、とても美味しかった。




滞留時間、30分。

慌ただしい夕食となったが、「天ざる」も「カレーつけそば」も、大満足の美味しさであった。




大正時代から蕎麦に携わった三津屋。


昭和3年、打ち立てのそばを味わってもらう為に、開店する。


二代目の寺崎力社長は、三津屋を、全国で通用するレベルに引き上げ、そば王国山形を代表する蕎麦屋を作り上げる。


自分の父親も、生前、とてもお世話になった。


三代目の寺崎利彦社長は、二代目の味を守り抜き、店舗展開や販売戦略を確立された。


自分も、山形県生活衛生同業組合の理事会・三役会等でお世話になっている。


親子二代、ご縁をいただいているのだ。




先日、法要の後、弟と共に本店に伺い、天ざるそばを食べた。


とても美味しかった。


今回、エスパル店で食べた天ざるそば。


天ぷらの揚げ方が違っていた。

これも、三津屋の戦略的多様性であろう。


山形産の日本酒もそうであるが、同じ銘柄でも何種類も存在している。


多様性は、豊かさであるが、そばの世界もそうであることを、改めて知ったのだある。


「不易と流行」

そんな言葉が頭をよぎる。


100年企業とは、その達人なのだろう。


もうすぐ創業100年の三津屋。

更なる隆盛を祈念したい。