4月末日にて、約6年に渡るダイバーシティでのアナウンサーの仕事を卒業することになった横山成美アナウンサー。



大学を卒業後、新卒でダイバーシティメディアに入社し、制作局に配属された。

大学生の頃、東日本大震災の後に、「何か力になれないのか?」と、被災を受けて避難している方々を訪れ励ます活動をしていた。

しかし、当時の横山アナウンサーは、話を聞くことしかできずに、様々な日常の困難や、それぞれの人々が抱える不安や問題を、少しでも多くの人から知ってもらう為に、番組を作り伝える世界に入った。



ダイバーシティメディアの先輩のアナウンサー達は、情報をただ伝えるだけではなく、これまで、社会の矛盾を突いたり、頑張っている人を讃えたり、悩んでいる人を励ます番組を作りコメントしてきた。

横山アナウンサーも、入社2、3年経つ中で、福祉分野などに専門性を見出し、合わせてここ1年は新型コロナウイルス感染症にフォーカスをして、番組制作を行ってきた。



特に、ダイバーシティメディアの制作企画部長も兼ねる鈴木淳予アナウンサーからは、妹のように可愛がられていた。

それだけに、致し方ない事情があるにせよ、淳予アナウンサーにとっては、かなりのダメージであった。



横山アナウンサーは、入社して直ぐに、社内の社員親睦会では存在感を示し、あっという間にダイバーシティメディアの人気者となったのである。

持ち前の明るさと、何事にも真摯に取り組む姿勢が好感を持たれた。



YMF山形国際ムービーフェスティバルでは、毎年、映画監督や夢を追う若手クリエーターに寄り添っていた。

先日、吉永小百合さんが主演映画「いのちの停車場」のキャンペーンで山形入りした時も、柳葉敏郎さんと成島出監督に質問をしていたのは記憶に新しい。

これから蓄積されたキャリアを、使いながら、さらに育っていく予定であったのだが…。

それだけに、彼女のダイバーシティメディアの卒業は、残念でならない。



アナウンサー勉強会でのロールプレイングの1シーンで。

この時の動画もあるが、食レポは達人の域!
いつも体当たりで、一生懸命である。

山形ワイヴァンズが、コロナ禍により、急遽、5月1日と5月2日の2日間に、愛媛オレンジバイキングスと代替試合を行うことになった。

卒業したはずの横山アナウンサーは、山形ワイヴァンズの最終戦の収録に駆けつけてくれた。

ワイヴァンズもそうであるが、今のダイバーシティメディアの制作局も、まさにOneteamであるのだ。


最後に当たり、健康に留意し、心穏やかに過ごせることを、心から祈りたい。

そして、必ず戻ってきて、やり残したことを達成してほしいと、願わずにはいられない。

これまでご苦労様。
また、会いましょう。