昨日(4月24日)付けの山形新聞には、山形ワイヴァンズのプレーオフ進出の可能性について取り上げられていた。

正直、昨年のチーム状況を考えると、こんなに嬉しいことはないと思った。

しかし、そんなちょっとした高揚感や期待感が、選手たちにプレッシャーを与えてしまったのか、昨日の試合は、選手たちの連携は噛み合わず、シュートはことごとくリングに嫌われ、最後はシュートすら打てないような萎縮した状態だった。

アースフレンズ東京Zも、最近は、越ヶ谷と青森から2連勝ずつしており、外国籍選手も3人とも好調で、とても勢いがあるチームとなっていた。

そんなことが重なり、昨日は山形66点、東京77点と完敗であった。



試合後のインタビューで、キャプテンの河野選手は、「東京Zから研究され、自分たちのバスケットができなかった」と悔やんだ。

会場に詰めかけたブースターにとっても、期待が大きかっただけに、怒り、悔しさ、失望など、様々な気持ちが湧き上がったと思う。

同様の気持ちを共有していたライコビッチHCを始めとするチームスタッフも、選手達の「精神的な強さ」を求めたのである。



一夜明けた4月25日(日)、山形ワイヴァンズは、アースフレンズ東京Zと、昨日のリベンジマッチに臨んだ。

Don't be afraid!
恐れるな!

そんな言葉を、何度も何度も念じながら、今日は試合を観ていた。



ランスが体調が悪く欠場の中、キースの活躍が期待されたが、彼は、昨日と今日の2日間ともダブルダブルを達成した。

昨日は12得点13リバウンド、今日は17得点16リバウンドである。

スクーティーとのコンビネーションも良く、2人の外国籍選手が大活躍をしたのだ。



スクーティーは、どんな試合も、コンスタントに得点を積み上げる。


昨日は29得点、今日が28得点と、B2得点王の証明をしてくれる。


素晴らしい選手達が、山形でその姿を見せてくれること自体、貴重な瞬間であり嬉しいと思う。




昨日、ライコビッチHCが言っていた、飯田や秋山、そして和田等が、今日は恐れずに、積極的にシュートを放ち、リングに向かっていった。

特に飯田は、昨日はシュートを1本も打てなかったが、今日のスリーポイントシュートは4分の3と、持ち前の強味を発揮したのだ。



ライコビッチHCの下、残り3試合(4月28日アウェー戦)、このチームで悔いなく頑張ってほしい。

そして、今日は香川が愛知に負け、福島が青森に勝った。
山形は昨日は負けたが、今日は勝ったため、プレーオフへの道は、まだ続いている。



そして、来週の5月1日(土)、2日(日)は、ホームでシーズン最終戦を迎えるのである。

この2年に渡ったコロナ禍のシーズンのフィナーレである。

山形県総合運動公園で、みんなで、ひとつになれればと思うのである。