正直、山形ワイヴァンズのチーム関係者の全てが、この3日間の現状に驚いている。


合わせて、多くの方々にご心配とご迷惑をおかけし、お詫び申し上げたい。

また、SNSなどで、クラブや選手たちへ、多くの激励をいただき、感謝申し上げたい。


昨年の10月より、2週間おきに、全選手とチームスタッフ、フロントは、Bリーグが実施しているPCR検査を行なってきた。


既にこれまで10回以上のPCR検査を受け、全て陰性の診断であった。


その他にも、Bリーグの指導のもと、徹底した新型コロナウイルス感染防止策を徹底している。


また、パスラボ社では、選手とスタッフ共に、「感染拡大地域の県外者と会う場合の報告」や、「感染拡大県外者とのマスクを取った会食の自粛」のレギュレーションを徹底しており、敏感に対処してきたつもりであった。


しかし、実際は、コロナの陽性者が、合計9人まで増えたのである。


これ以上、感染拡大しないよう、更なる感染防止策を徹底したい。




越谷戦の翌日の3月15日(月)に、BリーグのPCR統一検査が行われ、3月16日(火)に検査結果が分かった。

山形ワイヴァンズの選手及びスタッフは、全員が「陰性」であった。


3月16日(火)、3月17日(水)は全員で練習を行い、3月18日(木)は発熱者を除いて練習を行う。


練習時、マスクを外していたので、ここでクラスターが発生したのだろうか?


しかし、「陰性」の選手やスタッフしかいない中での練習なので、疑問が残るのである。



3月17日(水)の夜中、選手の1人が発熱し、翌日の3月18日(木)のPCR検査で「陽性」が確認された。


3月19日(金)は、他の選手は自宅待機。


3月20日(土)に、全員がPCR検査で、選手7人とスタッフ1人が「陽性」の診断結果が出たのだ。


陽性者は、山形ワイヴァンズの選手8人とチームスタッフ1人の9人となり、本日「クラスター」と発表された。



3月16日(火)には、PCR検査結果の全員「陰性」から、4日後には、9人が「陽性」となり、この急激な変化が、当初自分たちの混乱を招いた。


PCR検査が絶対ではないことや、感染したとしても、潜伏期間はウイルスが検出できないことは知っていたが、こんなケースもあるのだろうか…。


以上が、保健所からコロナ感染の「クラスター」と認められた経緯である。



今後も、濃厚接触者のPCR検査や、関係者の健康観察は続くだろう。

しかし、何とかこれ以上、感染が広まらないで欲しい。



昨日と今日、選手たちと個別に電話で話した。


症状が出た選手も解放に向かっており安心しているが、この急激な環境変化に、ほとんどの選手が驚いていた。


しかし、「ここからは、自分たちの回復だけを考え、過去よりも2週間後の未来を見ていこう!」と話し合ったのである。


各選手が、例外なく、コロナに負けない気持ちを話してくれた。



パスラボのフロントスタッフは、次から次へと問題や課題が発生し、必死に対応してくれている。


まさに、チーム関係者全員「Oneteam」で、コロナに負けずに乗り切っていきたい。