先日、加藤総業の加藤聡社長が来社された。

昨今のコロナ禍における県内情勢や、酒田の歴史や文化、更には山形交響楽団やパスラボ山形ワイヴァンズなどについて懇談をする。

また、現在進行中のダイバーシティメディアの庄内地区での展開などへのご協力もお願いした。



加藤社長とは、同世代であり、同じような時代感を共有しており、価値観や時代認識が似ており、話がとても合う。

120年も続いた老舗の4代目で、酒田の町を創ってきた家の当代である。

以前もブログに綴ったことがあるが、今から6年前の2014年11月21日に、加藤社長と山形交響楽団の飯森マエストロからご紹介されたのが当時の上田札幌市長であり、『都市機能、母船機能こそがダイバーシティ』という概念について教えていただいた。

以前から聞かされていた、東北芸術工科大学の端山貢明先生からの『都市=母・子宮』の概念と、自分の中で繋がった印象的な出会いであった。

それらが、「ケーブルテレビ山形」から「ダイバーシティメディア」に社名を変更する、1つのきっかけになったのは言うまでもない。

それ以外にも、加藤社長には、いろいろお世話になっている。

2ヶ月に一度の、山形若手経済人の勉強会〜ウルカヌスの会 〜(十数年継続しており、皆若くはなくなったが…)でも、風力発電など、様々な分野について教えてもらっている。



今回もまた、加藤社長から素晴らしいモノをいただく。

Oriori(織織)という、若い人達で作った新しい会社で製作した「SDGsのブローチ&バッジ」だ。

山形県の伝統的な米織の残糸を使ったブローチ&バッジである。
手作業で、一つ一つ作るので、全てが似ていて違う。

糸は繋がり。
まさに、サスティナブルな繋がりである。



加藤社長の胸に。



自分の胸にも。



今回知ったOriorの拠点は、庄内平野の田園風景が広がる遊佐町にある。


彼らの取り組みは、温故知新や不易流行など、過去、現在、未来と続く繋がりを重んじているように感じる。


彼らのチャレンジに、興味を持つ。


このスモールチャレンジが、いつの日か、世界の潮流になる事を期待したい。