3月7日(日)、昨日に引き続き、山形ワイヴァンズと仙台89ERSの試合が行われた。

今年の3月11日で、東日本大震災から10年目を迎えるが、試合開始前に、両チーム関係者、選手、チームスタッフにて、東日本大震災の追悼セレモニーを行う。



亡くなった方は約15800人、未だ行方不明者は約2500人であり、犠牲になった方へ黙祷を捧げる。



ワイヴァンズブースターも、89ERSのブースターも、来場者の皆さんが一つとなり、哀悼の意を捧げ、未来への再スタートとしたのだ。



仙台89ERSからは、ホルトン会長、渡辺副会長、志村社長が来場され、志村社長が、自分と共にご挨拶をされた。

自分の母親が、宮城県牡鹿郡女川町出島の出身であり、祖父母の家である母の実家も、あの日流されたことに触れ、東北にいる多くの方々が、自分たちのこととしてあの大震災と向き合い、「東北は一つ」という思いの中、未来に向かって歩みを止めずに進もうと話す。

志村社長は、バスケットボールを通して、多くの人々に元気を与えていきたいと、改めての決意を述べられた。



また、この日のセレモニーの直前、ワイヴァンズブースターの「白ユニ応援隊」の、高内会長ご夫妻、大宮副会長ご夫妻から、素晴らしいプレゼントをいただく。

パスラボ山形ワイヴァンズの、Bリーグ通算20000ポイント達成を記念したパネルをいただく。

このパネル、近くで見ると、小さな小さな写真が織りなされて作られている。
手間がかかる、愛情たっぷりのパネルなのだ。

心より御礼を申し上げる。

白ユニ応援隊は、ワイヴァンズが白いユニフォームを着るアウェーの試合に、必ず誰かは同行しようというブースターの皆さんである。

選手たちが寂しくならないようにと、応援に駆けつけてくださる。

どんなに遠くても、バスケットライブで、確認させていただいている。
感謝しかないのだ。



さらに、この日は、ユニフォームのオフィシャルスポンサーである、「デクシス」の関社長が来場され、今シーズン2回目の観戦をしていただく。

そもそも「デクシス」は、千葉ジェッツのスポンサーであり、関社長は「山形ワイヴァンズもB1に昇格し、千葉ジェッツと戦う事が夢である。」と、いつも自分に話してくれる。

その日が来ることを、目指したいと思う。



アンセムに、心を一つに勝利を願う。



今日のスクーティーは、厳しいマークの中、31得点と気を吐く。



ナナー・ダニエル・弾選手は、スタートで出て、その素質を垣間見せる。



中島良史選手は、ポイントポイントで、キッチリ得点を積み上げ、この日12得点の活躍。



後半は、息を飲む接戦となり、終始リードしていた山形ワイヴァンズだが、仙台89ERSの本気度と底力に逆転を許す。

結果は、山形ワイヴァンズ73点、仙台89ERS74点で、山形ワイヴァンズの惜敗であった。

ベンチも選手たちも、後半は、若干冷静さを欠いた感じがした。

昨日の勝利や、第3クォーターまでのリードが、気持ちを前のめりにし過ぎ、本来のワイヴァンズの良さが影を潜めた瞬間に、点差を詰められ、浮き足立ち逆転された。

様々な敗因があったが、最後は、勝ち切る経験の違いなのかもしれない。

どんな局面になっても、冷静にスマートに、自分たちのバスケットボールを体現してほしい。

次は来週、越谷アルファーズとの対戦である。