年末年始、全国を襲った大寒波。

新型コロナウイルスの感染拡大も収まらない。

そんな大変な状況の中でも、人々は暮らしを続け、生きてゆかなければならない。



昨年末の12月31日、妻の実家への年末のご挨拶、山辺町の親族へのお悔やみ、その合間に所用を済ませた。

遅い昼食を、そば処「ひろ」でとり、その後、ムービーオンでの年末の終礼。
(スタッフのシフトがバラバラなので、毎年、皆が集まりやすい午後2時過ぎからとなる)

次の場所へ移動する車中、大雪の予報であったが、空が少しずつ青くなっていった。

しばらくすると、太陽が顔を出し、雪に包まれた真っ白な世界を溶かし始める。

自分たちを覆っている暗雲が晴れ、希望の光が差し込み、新しい物語のはじまりの場所に立ったような気がした。



ダイバーシティメディアで、昨年から始まった「ライブバイキング」の生放送。

新型コロナウイルス関連の県内情報を、できるだけ早く、できるだけ詳しくお伝えしたいと、初の報道番組に挑戦したのである。
少ないスタッフの中で、一つの生番組を作り上げる制作局員は、素晴らしい仕事ぶりである。



そして、それらの自主制作番組を、スマートフォンで視聴できる「ダイバーモバイル」もサービスを開始した。



また、昨年11月からは、東北のケーブルテレビ局17局で組成する東北ケーブルテレビネットワーク(TCN)とNTT東日本、スカパーJSATと3社で新たなコラボレーションを開発。

各ケーブルテレビ局のコミュニティチャンネル(市民チャンネル)、BS4K放送、さらには1G の高速インターネット等の通信環境を、まとめて提供する「東北キャスト」サービスを開始する。

東北全体370万世帯中、104万世帯がサービスエリアとなり、これからの可能性が格段に広がった。



映画館の独立シネマコンプレックス・ムービーオンでは、「鬼滅の刃」の大ヒットに続いて、「鬼滅の刃4D版」が大好評。

「えんとつ町のプペル」も大人気である。
1月10日(日)には、ムービーオンに、作者のキンコン西野亮廣さんがやってきて舞台挨拶をする予定である。

その他にも、話題作が目白押しである。

さらに今年もまた、ドライブインシアターなど、新たな取り組みも企画している。



パスラボ山形ワイヴァンズは、昨年の低迷から、少しずつ這い上がって来ている真っ只中である。

ミオドラグ・ライコビッチという、スマートでクレバーで、熱い指揮官の下、チームバスケットを追及している。

自分たちも、勝ちにこだわる姿勢や、プロバスケットの面白み、さらにはワイヴァンズの魅力を、スポンサーやブースターの皆さんへ発信し続けていきたいと思う。

その他にも、岩手ケーブルテレビジョン等グループ各社とも、それぞれの夢があり、それぞれの課題や問題点がある。

それら一つ一つを、丁寧に解決しながら進んでいきたいと思う。

新型コロナウイルスという、人類にとって未曾有の難敵との出会いがあってこそ、新しい事業や価値が生まれる。



家族に目を移すと、母が昨年85歳となり、運転することを止めた。

母の誕生日に、父と60年以上前に結婚披露宴を挙げた「亀松閣」へ食事に行く。
女将さんから、花束を受け取り、とても喜び感謝していた。
先代のお父様と自分の父は、山形大学の同級生で、ボクシング部の仲間。
親友だった。
親子三代のお付き合いである。

長男も、昨年結婚が決まり入籍。
結納式を予定していたがコロナ禍で延期となる。
続きは今年の春頃か。



さらに、ベスとマギーが天に召されてから5年目に戻ってきたレア。


仕事上でも、家族の中でも、新たな物語が始まっている。


コロナ禍で、一見、全てが滞っていると思いがちだが、しっかりと、様々なモノが動き出し、進んでいるのだ。

そんな小さいけれど、されど、とっても尊い物語を、しっかり見つめながら過ごしていきたいと思うのである。