9月26日(土)、第6回・発掘!おもしろ東北人!決勝大会が、ダイバーシティメディアで開催された。

ココリコの遠藤章造さんは、今回で3回目となる総合司会である。



ダイバーシティメディアをはじめとする東北地区の各ケーブルテレビでのコミュニティチャンネルと、YouTubeでの配信という2つの方法で、この「発掘!おもしろ東北人!」のイベントをご覧いただける。


https://youtu.be/cu6p24Sc6rI


そもそも、このイベントは、東日本大震災によって、凍りついてしまった心を、「笑い」のチカラで少しずつ解かしていき、東北を元気にしたいという思いから始まり、日本ケーブルテレビ連盟東北支部と吉本興業、さらには東北ケーブルテレビネットワークが一緒になって取り組んできた。



いつもは、各県のケーブルテレビ局での予選会を通った決勝進出者と、よしもと住みます芸人の皆さんが、山形のムービーオンに集まりファイナルを行うのである。

しかし、今年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、青森ケーブルテレビ、秋田ケーブルテレビ、岩手ケーブルテレビジョン、仙台CATVのスタジオと、山形のダイバーシティメディアのスタジオをリモートで結び、さらには、出演者が務めているテレビ局のスタジオや個人の部屋など、8カ所をリモートで結んでの開催となったのである。

出演者の移動を出来るだけ少なくし、新型コロナウイルス感染症の感染防止策を徹底した、新たな取り組みとなったのである。


また、今回は、ダイバーシティメディアのメディア戦略局と制作局が、前日より何度もリハーサルを重ねていた。

スタジオの中よりも、zoomの繋ぎや音量の調整など、かなり神経を使ったシステム運営となるのだ。



ゲストには、東北各県に居るよしもと住みます芸人の皆さん。

青森の先川栄蔵と激情ブルース、秋田のきり亭たん方とちぇすの若松弘樹、岩手のアンダーエイジ、宮城のバクコメが、リモートで参加した。

山形の住みます芸人のソラシドは、ダイバーシティメディアのスタジオに、ゲストとして盛り上げてくれた。

審査員室は、第1回のグランプリであるまつトミの2人がリポーターを務める。



そんな中、ココリコの遠藤さんは、相変わらずの楽しく愉快な、ピリッと辛味も加えたトークで、「発掘!おもしろ東北人!」を盛り上げてくれた。



ダイバーシティメディアの鈴木淳予アナウンサーも、さすがな落ち着きで、うまく進行をサポートしていた。

今年は、ライブ、生放送である。
お笑いの生放送は、話が広がり拡散するので、進行が難しい。



ダイバーシティメディアの本社ビル内でも、4階のスタジオと、3階の審査員室の2カ所での収録であり、多くのスタッフが行ったり来たりしていた。



審査員には、自分の他に、パレスグランデール・ジョイン常務の武田靖子さん、よしもとエリアアクション東北事務所の坪倉大輔さん、日本ケーブルテレビ連盟東北支部長の阿部新一岩手ケーブルテレビジョン社長の合計4人である。

リモートでの映像は聞き取りづらく、審査をするにはけして良い環境ではなかったが、審査員の皆さんは、出演者に耳を傾け、時には大笑いしながら、真剣に審査をしていたのである。



まつトミの、審査員室のリポート。
慣れない中、一生懸命頑張っていた。



山形県代表のマタンゴ。
3年連続の出演である。



全7組の審査を終え、スタジオに向かう審査員。



スタジオに入り、1年ぶりに再会した遠藤さんとグーで挨拶。



新型コロナウイルス感染症になり、その後の状態をお聞きしたが、すっかり治り、周囲にも感染者が出ず、9月1日から仕事へ完全復帰しているとのこと。

元気になり何よりであった。



結果発表は、遠藤章造賞には、岩手県の善し悪し。
審査員特別賞には、青森県の畠山智行さんと、宮城県のくまりえさん。
グランプリには、福島県のドリルフィンフィンズ。

ドリルフィンフィンズさんには、日本ケーブルテレビ連盟東北支部加盟のケーブルテレビ局の番組に出演できるのだ。



来年は、どういうカタチで開催できるかまだ分からないが、このエネルギーと笑顔が溢れる「発掘!おもしろ東北人!」を、続けていく意味を改めて感じた大会となったのである。



今日の山形新聞に、大きく取り上げていただいた。



遠藤章造さん曰く、「この大会は、10年契約しているので、あと7回は来ます♪」と。

番組内でも言っていたが、年末の「笑ってはいけない…」とこの大会は、自分の中では2つが並ぶ大切なもの…そう持ち上げてくれた。

でも、東北の地方で、みんなが真剣に「お笑いや音楽やダンス」などに取り組んでいる意味は、とても大きいと思う。

来年、さらにスキルアップして、情熱を傾けた大会でありたいと思うのである。