大曽根餅つき保存会の新関徳次郎会長は、自分の義理の兄であり、毎年、妻の実家の盆暮れのお参りの後は、餅をたらふくご馳走になる。



大曽根餅つき保存会の餅は、幻の餅米である「奥白玉」であり、保存会で苗から植えて育てて復活させた。

それを杵と臼でつくのだから、最高の価値がある餅と言える。

食べた瞬間に、口の中にその美味しさが広がる、感動の餅なのである。

今回は、特に山形の夏の名物「ダシ」と共にご馳走になった。



山形市の西、若木の山ひとつをお寺にした「広福寺」

由緒ある曹洞宗の寺で、この地区では最大の寺院である。



お寺の裏手の山に墓がある。

今どきの整然と区割りされている墓石ではなく、入り組んだ山道の脇に、それぞれのお墓が並んでいる。

花を添え線香を灯し、皆でお参りする。

古来からの山の寺と同様に、昔から時間が止まっているような静かな空間である。

お参りを終えて、古舘の妻の実家である「山二醤油醸造」により、仏壇に手を合わせる。



義兄の妻は、「漬物講座」や「味噌講座」の第一人者である新関里美さん。



「さとみの漬物講座」は、当時のケーブルテレビ山形の長寿番組であり人気を博した。

第二段、第三弾は、PHP出版から出し、全国的に話題になる。



魔法の醤油、魔法のたれ、酢だまりなど、人気商品は全国へ発送している。



義兄のついた餅や、芋煮や漬物、さらにはカラガイやふの煮物をいただく。

毎回、その格別の美味しさに感動する。

ここに来ると、いつも本物の郷土料理をいただける。
とっても幸せなことである。






東京都中央区銀座3丁目8-15  
アパ銀座中央ビル地下1階

義兄と妻の妹は、銀座そばきりや「山形田」の女将である。

彼女が細腕一本で、都会のど真ん中に「山形田」をオープンして20年が経つ。


昨日も、古舘での昼食時、彼女の話題が出る。
義兄も妻も、「よく頑張ってるね!」「負けず嫌いだから。」と褒めていた。


来年は、全員が揃い膝を交えて、飲んで食べて語り合いたいと思うのである。