8月13日(木)、例年通り、母、妻と長男、弟の和武家族と、長源寺へお墓参りに行く。

2020年、本来なら今頃は、日本国中が、いや世界中が、東京オリンピックで湧いていたであろう。

また、山形県内の経済情勢や、様々な分野での達成目標も、いよいよ目標に到達し開花する時期だったと思う。

ダイバーシティメディアも、今年7月には山形県内の庄内地区、最上地区、北村山地区に、エリアを広げ、さらには東北ケーブルテレビネットワークとの連携のもと、東北一元放送を可能にする予定であった。

岩手ケーブルテレビジョンも同様であり、様々な仕掛けや企画を考えていた。

ムービーオンも、昨年度から、順調に収益を生み出すようになり、今年はやっと攻めに転じられる勢いであった。

パスラボ山形ワイヴァンズは、リーグ最下位の不本意な結果であったが、やっとスポーツビジネスとしての安定を持てるようになっていた。

それが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界中の動きが全てストップするというカオス状態となり、経済情勢は史上最悪の状況に陥っている。

そんな、大転換大混乱の中の2020年夏である。



猛暑の中、84歳の母、妻と長男、弟の家族の計9人で、長源寺の位牌壇と墓へお参りをする。



父の眠る墓石に花を添え、写真を撮る。

天気が良すぎ陽射しが強い為、自分と弟の写メを撮る姿が墓石に映っている。



手を合わせ、いろんな思いを亡き父と語る。

不思議と落ち着く。

手を合わせる。
みんなからは、「長すぎー!」と言われるが、父と語りたい言葉があるのだ。

家族のこと。
健康のこと。
会社のこと。
コロナのこと。

あの世から、応援に来てもらいたいくらいである。

でも、父へ話しかけるだけで、心が鎮み、霧が晴れる。

前へ。
明日へ。
未来へ。



弟の長男が、誰からも言われるまでもなく、なかなか進まないおばあちゃんの側に寄り添って歩く。

まだまだ、次世代の若者達も捨てたもんじゃない。


その後、みんなで山形グランドホテルで昼食をとり、本家にお参りに行く。

毎年同じルーチンであるが、それがお盆なのである。