小関ライアン雄大が、逞しくなって戻ってきてくれた。

精悍な顔、がっしりした体格、人懐っこい笑顔…昨シーズン、愛媛オレンジバイキングスを引っ張ってきた自信が溢れていた。

ライアンは2017-18シーズンはヘッドコーチとして、アシスタントコーチ石川祐一と共に、最後まで必死に戦ってくれた。

また、2018-19シーズンには、ユースやアカデミーの青少年育成に尽力してくれた。

2年間、山形ワイヴァンズの為に、全力で頑張ってくれたのである。



そんなライアンが、今シーズン、山形ワイヴァンズ側のオファーを受け、快諾してくれた。

7月初めに合流してくれたが、風邪をひき2、3日体長を崩した為、担当クリニックで診断(新型コロナウイルス感染症では無いです)を受け、チームレギュレーションに従って2週間の自宅療養となっていたのだ。

そして、先週には練習に合流し、今日、挨拶に来てくれたのだ。

しばらくぶりに会い、その成長ぶりに驚いたのである。



2017-18シーズンは、エグゼクティブ・コーチのジョセフ・クックが途中契約解除になった時、若い2人のコーチが大舞台に立たされたのである。
負け続けた時も、次の試合を必死に考えていた2人がいた。

その姿が忘れられない。

2018-19シーズンでは、小野寺ヘッドコーチの下、2人とも山形ワイヴァンズのそれぞれの役割を担ってくれたのである。

そして、2人は同じ四国の愛媛と香川で、アシスタントコーチとして活躍したのである。


ライコビッチと自分がリモートで話した時、ライコビッチの繊細なバスケット戦略を実践する為には、英語が堪能なアシスタントコーチが必要との話になる。
洋一GMが、すぐにライアンにオファーをかけた。


現在、ライコビッチがセルビアに足止めされている中、毎日、ライコビッチはライアンと高橋翔へ、細やかな練習の指示を出している。

リモートだけに、かえって曖昧さをなくし、キチンと同機をとっているのだ。


近日中に外国籍選手のリリースがある。
ピースは揃った。
あとは、顔を合わせるだけ。


今年の、パスラボ山形ワイヴァンズの戦略的なバスケットパフォーマンスを、是非期待していただきたい。