ムービーオンに、サーモグラフィー機能が搭載のサーマルカメラが導入された。

新型コロナウイルス感染症拡大の防止策として、ムービーオン始め山形県内の各映画館では、座席は四方を開けて座る、マスク着用の義務化、幕間での消毒の徹底など、様々な施策をとっている。

そもそも、映画館は、建築基準法で換気の数量が義務付けられており、各シアター毎の差違はあるが、1時間で2回から4回は、館内の換気が行われている。

山形県内の全映画館が加盟している山形県興行組合でも、三密空間にならない『映画館の安全性』をアピールしている。



そして今回、さらなるコロナウイルス感染症拡大防止策として、サーモグラフィー搭載のサーマルカメラを導入したのである。



 サーモグラフィー(thermography)とは、物体から放射される赤外線を分析し、熱分布を図として表した画像、またそれを行なう装置のことをいう。



カメラの前を通過するだけで測定可能であり、約1秒で測定が完了する。

同時測定量は、最大20名で、3m先までの人物を認識できる。

37度5分以上(37度2分に設定を厳しくするように変更予定)の発熱者を検知すると、光と音でアラート通知し、全ムービーオンスタッフへメールが転送になる。

今回のサーマルカメラのディスプレイの表示は、色分布と数字表示の2つがある。



コリドールへ入る改札の場所に、サーマルカメラを設置。

安心して、映画を満喫していただく為の、さらなる対策に、ご来場の方々のご理解とご協力をお願い申し上げたい。



サーモグラフィー搭載のサーモカメラを、ムービーオンに導入するなど、半年前は考えることはまったく無かった。

けして安価ではないこのシステムの導入も、これからの「新しい生活様式」の一つなのだろう。

モンテディオ山形やパスラボ山形ワイヴァンズなどの、人が集まるところには、これがスタンダードになる時代が来るのかもしれない。

様々な安全確保策を取りながら、安心して映画を観ていただく環境を、スタッフ全員で日々模索して整えていきたいのである。