先日、ダイバーシティメディア制作局のスタッフと一緒に、山形市の花小路にある郷土料理店「浜なす分店」にお邪魔し、女将さんより新型コロナウイルスの影響や再生に向けた対策などをお聞きしてきた。



ちょうど、鮎の解禁日である7月1日の直ぐ後だったので、最上の小国川の新鮮な天然鮎をいただくことができた。



その他にも、酒田のハタハタ湯引きや、月山の笹だけのボイル焼きなど、旬の食材が並ぶ。

山形の郷土料理は、季節料理。
その時々の四季を味わう贅沢がある。



山形の町の中の人気店が、新型コロナウイルス禍と、どの様に対峙しながらも、店を維持しているのか…。

その声を聴きたくて、何度もアプローチをしていたが、この日、女将である神戸郁子さんが取材に応じてくれた。

「ライブバイキング」のチーフディレクターである鈴木淳予制作局副局長、カメラマンの伊藤部長、音声の定永部長が、新型コロナウイルスの影響や、新しい生活様式への取り組み等をお聞きした。



その内容については、是非、「ライブバイキング」をご覧いただきたいが、心に染みるお話をいただき、スタッフ一同、感動していた。



「売り上げは、4月、5月と、大きなマイナスとなり、世の中が自粛中は弁当などのデリバリーを販売していたが、6月から少しずつお客様が戻って来てくれた。大変な時に、お客様からかけられた、励ましの言葉がとても嬉しかった。」と女将が話してくれた。

「新たな対策としては、お客様の検温、様々な消毒、スタッフのフェイスマスクの着用、間隔を開けた席の配置、空気清浄など、やれることは徹底してやっている。これからは、これが当たり前になっていくのでしょう。」と、未来を見据えていた。



「様々なコロナ対策をとりながら、これまで通りの美味しいお料理とお酒をお出ししていく。
でも、これまでもこれからも、最も大切にしていることは、お客様同士や、人と人が、しっかり心が交わえる場所にしていきたいということです。」と、その真髄を話していただいた。


新型コロナウイルスがある限り、これからの時代は共存しながらも、大切な場所や空間、そして『おもてなし』の文化は、守り続けなければならないと再認識した取材となったのである。