6月23日(火)、しばらくぶりに老舗料亭「亀松閣」にて、シヤチハタの佐藤旭常務ご一行と、懇親を図る機会を得る。



『シヤチハタ』は、パスラボ山形ワイヴァンズの公式ユニフォームスポンサーをしていただいており、佐藤常務とはその時からのお付き合いである。

その時期、佐藤旭常務は責任者として、シヤチハタの工場を日本の中の何処の県に作るかを真剣に考えられていた。

自然災害が少なく、自然豊かな地域、生産力の高い人材力など、様々な視点で検討し、他の県を抑え、山形県山形市に生産拠点を設置することを決めたのである。



その後生産拠点は、2019年4月に、シヤチハタエンジニアリング株式会社として誕生し、佐藤常務が代表取締役社長に就任したのである。

自分とは同世代ということもあり、初めてお会いした時から、「バイタリティー」「レスポンス」「クリエイティブ」「チャレンジ」などと、重なる部分がとても多く、何よりも「夢を追う熱い大人」という心がとても噛み合うのである。

出会わせてくれたのは、元ブロードバンドピクチャーズの渡辺健太郎社長(ケンケン)と、ワンストップ・イノベーションの大内社長である。

この日は、お二人とも、佐藤常務とご一緒された。
ケンケンは、この日になって、「今、山形でーす!今日の打ち合わせに同席します。」と、相変わらずの神出鬼没。

また、電通とGE関係出身のシステムエンジニアの酒巻博治シニアマネージャーも同席する。



中庭に続くサッシは全開で、隣の方との席も間隔を広くとっており、至る所まで「コロナ対策」が行き渡っていた。

その中で食べるしばらくぶりの料理は格別であり、旬の食材が次から次へと運ばれてくる。



佐藤常務ご一行は、皆、日本酒に目がなく、山形県産酒のレベルの高さに感動していた。

シヤチハタでは伝説的な人物である佐藤常務の巧みな会話が面白く、笑いが絶えない懇親会となったのである。



料亭も、長らく営業自粛で、とても大変だったとのこと。

そんなこともあり、この日は、再スタートの意味も込めて、「コロナ退散、鏡割り!」である。

板垣料理長が準備してくださったのが、山形牛のザブトンの塩鏡みである。



その中から、見事な山形牛のザブトンが出てきた。



料亭で食べる山形牛のザブトンのステーキ。

先代の笹原智美料理長が、出してくださったのが最初であった。

あれから何年になるであろう。
お亡くなりになってからは、3年の歳月が過ぎる。

その娘さんたちも、京都で修行されている。
いつか戻ってきたら、またみんなで伺おうとの話になった。

過去、現在、未来…それを繋ぐのも、場所であり空間である。

老舗料亭「亀松閣」
女将さんが、いっぱい背負って頑張っておられる。



自分の父と、先代の智美社長の父は、山形大学ボクシング部での親友。

父と母の結婚披露宴も、自分と妻の結納も、ここ「亀松閣」であった。

この日、初めて佐藤旭常務ご一行と伺ったが、ここからまた、様々なことが始まるような気がする。

宵の風が、夏の香りを運んできてくれたのである。