5月4日(月)、昼過ぎから84歳の母親を連れて、プチドライブに出た。

非常自体宣言が出てからは、ほとんど自宅にいたので、昨夜、妻が提案した時はそれほどでもなかったが、今日は朝から準備を整えており、実は楽しみにしていたようであった。



滑川方面から高瀬に抜ける「べに花トンネル」を抜けると、道路沿いに「苔による環境緑化を目指す…モス山形」の動物などをかたどるコ苔のデイスプレイが展示されている。

先日、この道を通っていたら目にして、母親を連れてきたいと思ったのだ。



恐竜やブタや子熊、そして車までもが苔だらけ。

母は、かなり関心を持って眺めていた。

自分も、こんな苔の使い方があるんだと、改めて感心したのである。



次に行ったのが、立谷川の芝桜。

「べにばな霊園」の村田代表が、実に小まめに、そして丁寧にメンテナンスをされている。



母は、妻の説明に耳を傾けていた。

いつもだと、ゴールデンウィークには、露店も出て、賑やかなお祭りが行われている。
パスラボ山形ワイヴァンズの選手たちも、例年は呼ばれている。

今年は、ひっそりと咲いている花々。
しかし、力強く咲いていた。

社会や街は激変しても、自然はいつもと変わらないのである。



久しぶりのツーショット。

こんな状況じゃなければ、母とのドライブなどはなかった。
セレンディピティーな休日である。



母と妻が、ムービーオンの隣の八文字屋書店へ行くというので、その間、ムービーオンへ。

藤木支配人と話す。

映画館は、これまで経験したことのない、ひっそりとした顔を見せてくれた。

必ず、灯火を燈すからと、心に誓う。



近くの「おーばん」へ初めて入る。

3人で時間をたっぷりかけて買い物をする。
入り口で「焼き鳥」を注文したのだが、「45分かかります!」と言われて、時間を潰しながらの買い物であった。

しかし、25分で出てきたら、焼き鳥が出来上がっていた。

帰宅後、美味しくいただいた。

山形市内のちょっとしたドライブだが、母親にとっては、「いろいろ行って楽しかった!」と大満足。

このくらいで、こんなに喜んでもらえるなら、もう少し一緒に、母に無理がかからない場所へ行こうと思ったのである。