4月6日(月)、栗原貴宏選手が挨拶に来てくれた。

明日、山形を離れて栃木県に戻るとのこと。

「明日は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の為、非常事態宣言が発令されるとのこと。それ以降だと、交通機関や環境の往来などの未知の部分があるから、明日中に帰るのは正解だね。」と話した。



B2リーグの最下位で苦戦していた山形ワイヴァンズが、残りの4分の1シーズンで巻き返しを図る為、最後の切り札として宇都宮ブレックスから期限付きレンタル移籍をしてくれた栗原貴宏選手。

出場試合は、茨城ロボッツとの無観客の2試合。
ブースターやファンに、栗原貴宏選手の生プレーを見せることは出来なかったが、彼の存在だけで試合が落ち着き、茨城ロボッツと互角の戦いができたのである。

また、彼が来たことで「選手のレベルを上げなければ絶対ダメだ」と再認識したのである。

栗原選手とは、前回のディナーの折にも、ざっくばらんに、B1とB2のチームの違いなども教えてもらった。
「自分のプレーを主とする」か、「チームプレーの中での自分の役割に徹する」か、そこには大きな違いがある。


チーム戦略の中での自分の役割。
それを徹底していくことが、勝利に繋がると改めて感じたのである。



栗原選手のプレーは、間違いなくワイヴァンズを変えた。

自分のやるべき仕事はやりきり、周囲を活かすレベルを普通に持つ。
それこそが、バスケットIQの高さなのだろう。



栗原貴宏選手は、プレーもであるが、人としても礼節を重んじる大人である。

「栗原は、たぶん来季はB1に戻るのだろうが、頭のどこかに、いつか山形に戻ってきてほしい!」と伝えた。

もっともっと彼のプレーを見たかったのである。

ご縁があり、山形ワイヴァンズに身をおいて、これから這い上がる為に力を貸してくれた栗原貴宏選手。

心から感謝と御礼を申し上げ、今後の活躍を祈念したのである。