例年は春休みで、大賑わいの映画館。
この時期は1日1000人から2000人の来場者である。
しかし、今年は、新型コロナウイルス感染防止の外出自粛などの影響で、1日300人前後であったが、山形県内で感染者が出てからは100人を切るようになった。

賑わいどころか、各シアターは4、5人くらいの閑散空間である。

そんな中でも、根強い人気なのが、「一度死んでみた」である。



NHKの朝の連続ドラマ「なつぞら」で、不動の国民的女優になった広瀬すずが、これまでのイメージと180度違うキャラクターを演じている。



広瀬すず演じる野畑七瀬は、反抗期こじらせ女子で、「デスポーズ」をかますデスメタルバンドのボーカリスト。

「一度死んでくれ〜!」と絶叫する。



父親の計(堤真一)が、研究の為に、母親(木村多江)の臨終に立ち会わなかったことが、彼女の父親への反感が高まる。

パパっ子だった七瀬の大反抗を、父親は怒るわけもなでもなく、ただ自分の研究と野畑製薬を継がせようと七瀬に迫るのであった。



そんな中、自分の会社の新薬の試験投与で、自分自身が「一度死んでみた」計。



生き返るのは48時間後。

その間、この新薬を巡る様々な陰謀や策略が…。

七瀬を支えるのが、社長秘書の松岡卓(吉沢亮)であった。



堤真一も、大熱演!
是非、心から笑ってほしい。

CM界のトップランナーの2人がタッグを組んだ。
脚本の澤本嘉光氏と、監督の浜崎慎治氏である。

浜崎監督の初作品。



のびのびと、広い空間で、ゆっくりたっぷり観て欲しい。