3月27日(金)、Bリーグは、2019-2020シーズンの、今後予定していた全試合中止を決定した。
合わせて、チャンピオンシップ、プレーオフ、残留プレーオフ、入れ替え戦の中止も発表した。

B1へB2から2クラブが昇格となり、降格クラブはなし。

2020-2021シーズンは、B1リーグ20チーム、B2リーグ16クラブとなる。

これにより、パスラボ山形ワイヴァンズは、B2リーグの残留が決定した。
(正式には、4月24日のライセンス判定後)



今シーズン、最後まで応援くださったブースターの皆様、スポンサー各社、法人会員各位、株主各位、メディア関係の皆様に、心より感謝を申し上げる。

また、今シーズンは、前半から不本意な試合が多く、大きく負け越したことも含めて、合わせてお詫び申し上げたい。

新型コロナウイルス感染拡大が世界的に広がり、選手を含めたBリーグ関係者の心身の健康を優先させた結果とはいえ、パスラボ山形ワイヴァンズは、最後まで戦う姿を見ていただきたくチームは準備をしてきただけに、試合継続断念は無念でありとても残念である。

6月までの間、選手と共に多くの皆様への感謝を伝えていく機会を何処かでつくり、想いを共有させていただきたいと考えている。



3月28日(土)、前日のシーズン終了の大河チェアマンの発表を受け、パスラボ山形ワイヴァンズの選手、チームスタッフ、フロントに対して、緊急ミーティングを招集した。



ここ7試合くらいは、B2のトップを走る信州、広島、群馬、仙台と接戦であり、ブレックスからの栗原の移籍とマイク・ベルが入団して臨んだ直近の茨城戦は1勝1敗であっただけに、これからの福岡、福島、青森、仙台との試合はとても楽しみであった。
群馬とのリマッチは、特にやりたかったのである。

全て勝つつもりではいたが、負けたとしても、ブースターやファンの前で試合をして、共に悔しがり、共に喜びたかったのである。

そんな思いを、選手たちやチームスタッフは共有し、クラブ全員持ち続けていたのだ。



社長から、選手達がここまで頑張ってくれたことへの感謝を申し上げる。

また、チーム状況が最悪の中で引き継いでくれた東島ヘッドコーチ、途中から力を頂いた福島アソシエイトコーチ、チームスタッフへも御礼申し上げる。

日本人選手は、今期が終わる6月まではパスラボ山形ワイヴァンズの選手であること、外国人選手たちは4月いっぱいの契約であるが、母国の状況をみて柔軟に対処することなどを、改めて話し共有する。



東島ヘッドコーチからは、河合ヘッドコーチから引き継いでからも、あまり勝てずに申し訳ないと話があり、みんなとこのシーズン頑張れたことは、とても良い経験になったと話していた。

また、福島アソシエイトコーチが来てからは、短い時間だったが、とても勉強になったと語る。



キャプテンの河野誠司選手は、今シーズンも、何も心配なく心置きなくバスケットに集中できる環境を作ってもらったことに対し、会社・クラブ側への御礼があった。

また、どんな時でも応援してくれたブースターの皆さんへ、感謝の意を表していた。

そして、自力での降格阻止をしようとしていただけに、悔しくてしょうがないと話す。



ミーティングの最後は、ハドルを組み、マイク・ベルの掛け声で「ワイヴァンズ!」の掛け声。



たった2試合だったが、栗原貴宏選手との出会いで、山形ワイヴァンズは、間違いなく化学反応を起こし、チーム力がワンステップ上がったと感じた。

山形ワイヴァンズへ移籍してくれたことに、心から感謝をし、宇都宮ブレックスへの御礼も伝える。



また、数日前に母国ハンガリーの空港が閉鎖されるとのことで、早々の一時帰国を余儀なくされたゴロマン。

この時点では、レギュラーシーズンの試合再開に合わせて再度合流すると話していた。

ハンガリーに帰る若武者を囲んで話をする。



小学校の低学年の時、父親が亡くなり、母親と幼い兄弟をハンガリーに残しているだけに、今回の新型コロナウイルスは、彼の中では、より脅威となっている。

また、肺気胸の手術を行ったばかりだけに、不安も大きかった。

普通なら、出会うはずもない若者との「一期一会」

できるなら、元気で戻ってきて欲しい。



新型コロナウイルス感染が終息し、また、アリーナを染める紫色の中、ワイヴァンズの選手達の生命力漲るプレーを見ていただきたいと、強く思うのである。



今シーズン、本当に、ありがとうございます。
また、来シーズン、パスラボ山形ワイヴァンズに変わらぬご支援を、よろしくお願いいたします。