2020年2月、東映の紀伊宗之プロデューサーが、自分に語ったこと…。
「二人の監督へ、最も得意分野で戦ってほしい。清水さんはホラー、三池さんはバイオレンス!」
今大ヒット中の清水崇監督の「犬鳴村」と、三池崇史監督の「初恋」…どちらとも東映の紀伊プロデューサーのオリジナル企画映画である。
確かに「犬鳴村」の大ヒットは、水を得た魚の如く、清水監督のやりたいことが、ストレートに出た作品であった。
三池監督の「初恋」も、スクリーンに次第に吸い込まれるエンターテインメント性があり、まさに三池崇史イズムが満載である。
映画「初恋」では、あのベッキーが、息を飲む迫真の演技に挑む。
最高の出来であり、この映画のオスカーをあげても良いくらいのハマり役。
今月、ママになったベッキーへ、「初恋のジュリ役が素晴らしい!」とメールを打った。
ひょっとしたら、これまでの最も魅力的なベッキーだったのかもしれない。
窪田正孝、小西桜子、大森南朋、内野聖陽、染谷将太ナドナド、豪華キャストがバチバチぶつかり合う。
たった一夜の狂乱の夜。
夜が明けた時、誰がそこに立っているのだろう。
2018年、東映の社運をかけた映画「孤狼の血」が、往年の東映ヤクザスピリットを待ち焦がれていたファンを熱狂させた。
そして、そのスピリットを継承したのが、三池崇史監督である。
カンヌ国際映画祭、釜山国際映画祭、トロント国際映画祭など、世界の30近い映画祭から大絶賛された今作。
映画「初恋」、是非、ムービーオンで見て欲しい!