ほとんどの報道番組やワイドショーが新型コロナウイルス関連のニュースであり、9年前の東日本大震災の時のように、恐怖や不安が我々の生活を脅かしているようである。

感染拡大防止の為に、首相が発した小中高の休校などの活動規制などが、国内の不安を増長させ、実質経済活動にも影響が出ている。

春の高校野球甲子園センバツ大会、大相撲、プロ野球までが無観客試合であり、場合によっては、JリーグもBリーグも、無観客試合など、再開の際の条件が決まるかもしれない。



普段のダイバーシティメディアの市民チャンネル…コミュニティチャンネルでは、山形市や天童市の、話題のお店やスポーツ少年団、映画情報やものづくりのマイスター等をフォーカスしてお伝えしている。

しかし、今、どのチャンネルも、全国的なコロナ関連ニュースばかりであり、山形県や山形市のコロナ関連情報や、卒業式・入学式の具体的な情報、各種イベントの変更情報などはほとんどない。

ダイバーシティメディアでは、「今」「ここ山形で」「新型コロナウイルス」に関する確実な情報を伝えたいと、本日の3月7日(土)午後6時より、生中継が始まったのである。



9年前の、2011年3月11日の翌日からスタートした生放送以来である。

あの時は、仙台-山形間のバス時間や電車の情報や、ガソリン情報、スーパーマーケット情報などを伝えたのである。



久しぶりの生放送であったが、やはり鈴木淳予アナウンサーは、ぶっつけでもやり切ってくれたのである。
初経験の横山成美や佐藤好も、手際良く持ち場の仕事をこなしていた。



【9年前の生放送の様子】
鈴木淳予アナウンサーが、余震があった為に、ヘルメットを被って番組を伝えていたのだ。



東日本大震災の時は、第一線でディレクターをしていた高橋俊行取締役制作局長と一緒に久しぶりの監修。



山形大学附属病院の森兼啓太検査部長の専門的な解説やアドバイス、山形県健康福祉部の薬務・感染症対策室の阿部英明室長からの山形県の情報を放送する。



ダイバーシティメディアの一階ロビーにて、生中継を観ているダイバーシティメディア幹部職員。



しばらくぶりで、高橋俊行制作局長と、副調整室で時間を共有できた。



本番後、すぐに反省会。

6日前に、この企画を制作局の幹部メンバーに提案したが、よく6日間でここまで準備ができたと感心した。

最初の企画会議では、「すべての番組を止めても、24時間ぶっ通しでも、今、山形県民が最も必要な情報を発信するのが、ケーブルテレビの真骨頂であり、ダイバーシティメディアの存在理由。」ということを確認したのだ。

この思いが、少しでもお茶の間に届くと良いのであるが…。

生放送は、毎日午後6時からであるが、それを、午後9時、翌日午前0時、7時、9時、13時にリピート放送をする予定。

是非、ご覧いただき、様々なご意見をお聞かせ願いたい。