2月20日、仙台CATVの菊地善昭社長から、TOKAIホールディングスへ経営権を移譲するとの連絡があった。
仙台CATVは、1983年(昭和58年)に会社設立後、仙台市や名取市で、ケーブルテレビ並びにインターネット事業を行ってきた業界の雄である。
先のキャベツがJ-COMへ経営譲渡に続いて、仙台CATVのTOKAIホールディングスへの経営譲渡となり、仙台市内の2つのケーブルテレビ局が、大手資本の傘下となった。
その理由として、仙台CATVは、契約者への放送・通信サービスの維持及び改善をあげた。
光エリアの拡張には、莫大な投資がかかり、大手資本の傘下になる事で、エリア内光化を促進できる。
東証1部上場のTOKAIホールディングスであれば、しっかりした計画の中で、事業化ができるのである。
ここまで漕ぎ着けるまで、最も苦悩しながらも、シークレットミッションを遂行した日高常務へ敬意を表する。
ここからが本番なのであろうが、Netflix、Hulu、YouTubeなどの通信の普及や、スマートフォンの端末としての存在は、ケーブルテレビの優位性を脅かすものであり、多チャンネル放送やコミュニティチャンネル以外の強みを持たなければならないのだろう。
今後も、東北ケーブルテレビネットワークのメンバーとしても、変わらずに連携をとり、東北のケーブルテレビ局の将来を、しっかり考えて行こうと話し合ったのである。
わざわざ、山形まで、キチンとご説明とご挨拶に来てくれる日高常務の、律儀に義理を通してくださったことに、心より敬意を表したい。