2016年にスタートした、プロバスケットボールチームによるBリーグ。

草創期のBリーグを、ここまで牽引してきたのが大河正明チェアマンである。

プロサッカーのJリーグの常務理事から、ご自身も中学・高校と経験あるバスケットの世界への転身となる。
プロサッカー界、プロバスケット界の重鎮の川淵三郎氏の推薦によるものであった。



大河チェアマンと初めてお会いしたのが、2016年の2月29日の4年に1度の閏年の日であった。

Bリーグは、あれから4シーズン目を迎えている。

B1リーグ、B2リーグ、B3リーグという階層があり、東地区、中地区、西地区という3ゾーンがある為、なんと言っても「ライセンス」「ルール」「レギュレーション」が重要であり絶対的なモノである。

その構築は、新たなBリーグの運営をしながらであり、各チームからすれば、外国人の起用枠などでは何千万円もコストが変わってしまうだけに、クレームや調整に日々追われながらの歩みであり、Jリーグの経験なくして到底できる術ではないと思う。

さらには、Jリーグと同じレギュレーションではなく、アメリカのトップスポーツに躍り出ているプロバスケットボールの世界を作り上げる為には、当然だが「独自性」「エンターテインメント性」を醸し出さなければならない。

いかにして、国民の熱狂するスポーツにするかである。

彼のように、必要とあらばアメリカにまでも何度も弾丸で往復しNBAの話し合い、また、国内隅々まで飛んで行き、どんな方々の意見も聞く必要性を知っている人でなければ、この大役はこなせないし進化できないと確信している。



12月22日(日)、大河チェアマンは、山形ワイヴァンズの試合観戦にご来場くださった。

今年は3回目となり、6月末以来の来県となる。



大河チェアマンは、挨拶の中で、「今年の山形ワイヴァンズは、ちょっと厳しい辛い状況にあります。この会場に来るまで、ブースターの方々はもっと少ないと思っていましたが、多くのブースターの方々が駆けつけてくださっているのを見て、とても嬉しくなりました。長いシーズンの中で、良い時も悪い時もあるけれども、変わらない応援を続けて欲しい!必ず這い上がってきますので。」と、心に響くメッセージを発してくださった。



この日の冠スポンサーである、山形パナソニックの清野寿啓社長、大河チェアマン、自分、大神先生、三陽製作所の和田廣社長、山形交響楽団の園部稔理事長が、揃って試合を観戦する。



試合後、山形市内の郷土料理の店「浜なす分店」にて、大河チェアマンとBリーグのライセンス担当の櫻井うらら部長、パスラボからは、自分の他に、斉藤健常務と武田宣行本部長が入り、2020以降のBリーグの行く末に話が及んだ。



自分より、1学年上の大河チェアマン。
本当にお元気である。

この1ヶ月の大半が出張である。
さらには、未だに全チームの試合を必ず見る。

自分は、そろそろ、その仕事は後進へ譲るべきであると建言した。

大河チェアマン以外のBリーグの方が、大河チェアマン以上に現場を知るべきだと思うし、彼からは他の彼しかできない事をしてもらいたいと本気で思っているからである。

そして、いよいよ来年は東京オリンピックである。

大河チェアマンは、今年7月に、オリンピック後を見据えた「BEYOND 2020」を発表した。
5シーズン目からは、Bリーグの第二章が始まると感じている。

いや、すでに、見えないところでは始まっているのかもしれない。

是非、健康に留意し、これからも、さらなる活躍を期待したい。