12月17日(火)、東海大学山形高校の理事長室にて、今回のドラフト会議で西武ライオンズから1位指名を受けた宮川哲選手と、横浜DeNAベイスターズの赤間謙選手とお会いする。



プロ野球のユニフォームを着た宮川選手は、眩しく輝いて見えた。

野球少年たちの憧れの的であるプロ野球選手。

彼らは、その夢を掴んだのである。



「夢はかなう」宮川哲、赤間謙選手母校凱旋〜このイベントは、生徒指導部と野球部が担当する。

目的は、「夢を実現させた先輩の話を聞き、自己実現・前向きな高校生活につなげる」とのこと。

素晴らしい企画である。



全校生徒、全教諭を前に、壇上に上がる両選手。
「緊張する!」を連発していたが、「マウンドに上がることを考えれば、楽勝でしょう?」と言ったら、「こっちの方が緊張します!」とのこと。

恩師や後輩たちが1000人近くいる中でのトーク。
やはり緊張するのだろう。

野球部の武田先生と担任の2人の先生方も登壇し、一緒にトークをしたのである。

生徒達へ、「夢を諦めないこと」「出会いに感謝すること」などのメッセージを伝えていた。



岡田校長、阿部事務局長、野球部の武田先生達との記念撮影。



自分からは、歴代理事長の写真や、松前重義総長の写真を見ながら、東海大学山形高校の歴史を話す。


赤間選手は福島県出身で、2011年の東日本大震災で、実家が壊れて大変な苦労をされたとのこと。
それを乗り越えての今がある。

また、岡田恵子校長は、赤間選手が3年生の時、夏の高校野球で負けた時、生徒たちと一緒に、ロッカールームで泣いたとの思い出を教えてくれた。


奈良県出身の宮川選手は、兄と弟は甲子園に行ったが、自分は高校の時は勝ちきれなかった…しかし、大学、社会人と進んでいくうちに、少しずつ地力が付いていき、成績も残していけたと言う。

また、ドラフト1位指名になるまでの、周囲のざわつきから確信までの、心の働きを語ってくれた。



プロ野球のマウンドは凄いと赤間選手は語る。

これまでのドームと違い、横浜スタジアムのマウンドに立った時、何万人が熱く注目している雰囲気が凄いと教えてくれた。

自分も二人に、「プロ野球のマウンドに立てる人は、本当に一握り。奇跡のような確率。だから、目一杯、その瞬間を楽しんでください!」と話す。

そして、「これまで個人的には、東海大学の先輩の原辰徳さんがいる読売巨人軍をずーっと応援してきたが、これからは、西武ライオンズと横浜ベイスターズを応援するから!」と宣言したのだ。

西武ライオンズと楽天イーグルス戦があるそう。
「その時は、関係者みんな引き連れて、応援にいくから!」と話す。

夢の先には、まだ夢は続いている。

さらなる活躍を心から期待したい。