いよいよ山形国際ムービーフェスティバル2019が近づいてきた。

今週末の11月8日(金)、9日(土)、10日(日)の3日間、山形市のムービーオンにて開催される。

今年で15回目を迎えるYMF山形国際ムービーフェスティバル。

2005年、雪深い東北地方から巣立つ、若きクリエーターの登竜門として、「才能よ、雪に埋もれるな。」をキャッチコピーとして設立された。



当初は、公開や興行経験がない新人の映画監督に限っての応募とし、グランプリ受賞監督には、製作費上限1000万円の支援とした。

しかし、10年が経過した時点で、新人監督の枠を外し、プロもアマチュアも、公開や興行経験ある無しに限らず、誰もが応募することを可能とし、グランプリ受賞監督には上限1億円と製作費が引き上げられたのである。

全国的にも、商業映画監督の発掘及び、新たなクリエーターへの絶大なる支援は、大きな話題となっている。

その栄誉とチャンス溢れるグランプリ監督には、ゴールドのフィルムをモチーフしたトロフィーが贈られる。

準グランプリにはシルバーのトロフィーである。


エンツォ・フェラーリや、秋田や北陸新幹線をデザインしたデザイナーの奥山清行氏がデザインし、400年の伝統を持つ山形鋳物の菊地保寿堂で制作された、ジャパン・ビンテージの逸品である。



一本ずつ、丁寧に造られるトロフィー。

ゴールドのトロフィーは、これまで、毎年グランプリは出ていないので、延べで約10本この世の中に存在している。

シルバーのトロフィーは14本、これまで贈呈した。

YMF関係者や訪れる監督たちも、個人的に欲しいと話す、素晴らしい存在感を放つトロフィーである。



今回は、グランプリのゴールド、準グランプリのシルバーに加えて、15回目を記念して、貢献頂いた功労者顕彰を行い、赤のトロフィーを贈る予定である。

赤をベースに、銀のチップが入っており、とてもモダンで歴史や風土を感じる、意味深いトロフィーとなった。

11月9日(土)の夜の表彰式にて、この3種類のトロフィーが初お披露目となる。

世界中のどこにも無い、復元不可能な、この宝物のようなトロフィーを、是非、ご覧いただきたい。