10月30日(水)、山形グランドホテルにて、山形交響楽協会の令和元年度第4回理事会が開催された。


理事会では、令和2年度自主事業演奏会の曲目と日程、令和元年度の補正予算などの決議事項が承認され、ニューイヤーコンサートや台北との交流事業などについて報告があった。



また、山形県総合文化芸術館の進捗状況についての説明があり、ネーミングライツで山形銀行が施設命名権者となり、“やまぎん県民ホール”と名称がなるとのこと。

山形魅力発信モールの指定管理者は、清川屋となったことも報告される。

スケジュールとしては、今年の令和元年12月1日(日)に、オープンハウス、大ホールお披露目式があり、様々なイベントが開催される。
令和2年3月29日に開館記念コンサートの予定。

東北地方屈指の収容人数を誇る2001席の大ホール。
山形銀行寄贈の奥山清行デザイン、オリエンタルカーペット制作の緞帳も是非見たいと思う。



毎回そうであるが、山形交響楽協会の理事会は、三井嬉子会長の挨拶の後、園部稔理事長が議長となり、西濱専務理事が説明をする。

西濱専務は、この業界のほとんどの事に精通しており、説明もいきどどいている。

彼が山形交響楽団に着任してから、業績も良くなり、国内外からの評価もうなぎ上りである。



紅一点ではなく二点であるが、三井嬉子会長と理事の古窯の女将さん。

三井会長は、いつも心に残る挨拶をされる。

この日も、「会長に就任して5年になるが、山形に来る新幹線の車窓から、四季の景色を眺める。日々の喧騒から、心が今という時に戻れる、数少ないチャンスである。」と話された。

そして、「忙しい方々ばかりなのに、この山形交響楽団の理事会へご出席いただくことが、とても嬉しいしありがたいこと。」と、理事各位へねぎらいの言葉をかけてくださる。


多くの人々の、善意や誠意によって、この文化芸術事業が、ここまで来れたんだと思う。

これからの山形交響楽団の、益々の発展を、祈らずにはいられない。