8月23日(金)、東海大学山形高校を運営している東海山形学園の理事・評議員による暑気払いが、老舗料亭「四山楼」で行われた。

毎年恒例の暑気払いで、8月の理事会、評議員会の終了後に行われる。



これまでも、城下町山形の伝統的食文化を体感しようとの試みで、老舗料亭を会場として使ってきた。

理事・評議員の親睦を図り、山形の歴史に触れる意味のある会であり、これまで、四山楼の他、亀松閣、揚妻、野の村、嘯月などで開催してきたのである。

今年は、任期満了に伴う理事、評議員の改選も理事会と評議員会で承認されたので、新たな4年間のスタートの気炎会にもなったのである。



今年、出羽桜の仲野益美社長から頂いた、500セット限定の「吟醸酒・平成ノスタルジア」を振る舞った。



諏訪神社の宮司で本学園の澤村理事と、メコムの社長で本学園の安部評議員。

2人は、「この2種類の酒は、様相が違う!」と力説していた。



30年前の1990年醸造の「平成熟成」〜平成を見つめ続けた酒〜穏やかで優しい熟成香と、豊かに広がる旨味。



今年の2019年醸造の「元旦仕込」〜新時代を築いていく酒〜みずみずしい果実の香りとふくよかな味わい。



「この酒は、不易と流行を体現している。」と、話したら、山内副理事長から、「素晴らしい表現です!」と、とても褒められた。

「不易と流行の基はひとつ」と、重ねて発したら、「なるほど、深い!」と、またまた評価を賜る。

至る所から、そんな知的な会話や、論理的な会話が聞こえる東海山形学園の暑気払いであった。



市川前山形市長、板垣前同窓会長、新関徳次郎元山形県PTA連合会長、阿部前校長など、多士済々の本学園の執行部である。



山形私学界で歴史上初のプロパー出身の岡田恵子校長による、中締めにてお開きとなった。

東海大学山形高校の未来に、幸多かれと願わずにはいられない。