2009年から3年間、日本ケーブルテレビ連盟の初代審議官として、総務省から出向していた片桐広逸氏。

片桐審議官の在任中に起こった、2011年3月11日の東日本大震災。

気仙沼ケーブルテレビ、塩釜ケーブルテレビ、三陸ブロードネットの3局が被災した。

その時、東京から、必死に東北のケーブルテレビ局を支援してくれたのが、当時の理事長の西條さん率いる日本ケーブルテレビ連盟の皆さん。

特に、総務省から出向していた片桐審議官は、物心両面で応援してくださったのだ。



それ以来、日本ケーブルテレビ連盟を離れ、古巣の総務省に戻られても、片桐さんは東北のケーブルテレビ局からすれば、恩人の1人であり、8年過ぎた今も繋がっている。

片桐さんは、山形県の東根市出身なので、自分とは帰省どきにお会いすることが多いのだ。



お盆が差し迫った8月9日(金)、東北ケーブルテレビネットワーク提携局会議が、山形市のダイバーシティメディアにて開催された。

来年に迫った東京オリンピック2020までに、各局が4K放送を展開する方法などについて、今年何度目かとなるディスカッションを行なったのである。

さらに、NTT東日本の V-CAST方式の展開の場合のレギュレーションなどについても話したのである。



ちょうど、その日の夜に片桐さんが山形入りするとのことで、約10名が夕食をご一緒したいとのこと。

ダイバーシティメディアの向かいの、イタリアンレストラン「ボーノ」で、夕食を取ったのである。



片桐さんは、今、総務省・総合通信基盤局・電波部の、基幹・衛星移動通信課課長として活躍している。

春までは、ローカル5Gの旗振り役として、「ケーブルテレビのラストワンマイルにローカル5Gをかませよう」と推進されていた。



この日もいつものように、夜中まで語り合い、様々なアドバイスも頂いたのである。

これからの放送と通信の世界は、パラダイムシフトが大きく動くと予想される。
いや、予測不可能かもしれない。

だからこそ、多くの出会いの中で現状を把握し、さらなる戦略的な取り組みが必要なのである。

未来の扉を開ける為には、オーソリティーからのアドバイスが、視界を広げてくれるのだ。

片桐さんの様々な大所高所からの建言が、未来を明るくしてくれる。

これからの、益々のご活躍を祈念したい!