8月7日(水)、「浜なす分店」にて、今シーズンからパスラボ山形ワイヴァンズの指揮を執ってもらう河合竜児ヘッドコーチと、東島アシスタントコーチの、歓迎会を開催した。



パスラボのフロント側からは、斉藤健常務、佐藤洋一GM、武田宣行営業本部長、そして自分の4人が参加する。



実は、この「浜なす分店」は、4月の末に、河合ヘッドコーチと始めて食事をした場所である。

当時、河合さんには、多くのバスケット関係者がオファーを掛けていた。
彼の実績からすれば当然であり、B2チームのライジングゼファー福岡を、1年でB2優勝を果たしてB1昇格をしたヘッドコーチなのである。

決勝戦は、秋田ノーザンハピネッツを、第3試合で倒しての優勝であった。

そんな河合さんの、プロ意識、チームのルールやマナーなどのガバナンスを、選手達の性根から植え付けて欲しいと思ったのである。

昨シーズンの全試合が終わった後、河野選手や中島選手からも、「プロ意識」「勝ちにこだわる意識」の欠如が、チームの弱さとして上げられていた。



河合さんから、山形ワイヴァンズのヘッドコーチへの、正式就任の返事を頂いたのは、それから約20日間くらいはかかった。

そして、就任記者会見の前より、洋一GMを交えて、日本人選手の獲得に力を注いでもらったのである。

岡本、上杉、和田は、河合さんのバスケットボールを知っている選手たちである。

チームスタッフもほぼ固まっていたが、最後のアシスタントコーチだけは、なかなか決まらなかった。

自分が思うに、前アシスタントコーチの石川裕一氏の去就が決まらなかったので、河合さんは心に決めていた人を言葉にしなかったのである。

最初にお会いした時から、「福岡時代一緒に優勝を経験し、今はB1のアルバルク東京に、とてもセンスが良く、ライセンスもS級を取ろうとしている方がいる」と聴いていたのであるが…。

石川裕一氏が、ワイヴァンズを退団する意思を伝えてきた日の夜、河合ヘッドコーチと洋一GMへ、アルバルク東京の方にオファーをする指示を出したのである。

そして、「河合ヘッドコーチの下でなら、是非に!」と、東島奨氏がワイヴァンズのアシスタントコーチへ就任してくれることに決まったのだ。



東島ACは、まだ独身の34歳。
山形県とは、縁が無い方である。
河合HCも、これまでは、公式戦で来られる程度。

山形の郷土料理を中心に、食事をしていただいた。

しかし、自分も斉藤常務もそうだが、河合HCもアルコールを受け付けない体質の為、東島ACも武田本部長もアルコールを飲まず、この日は全員が梅ソーダの乾杯となる。



東島ACは、日本大学でバスケットボールをやり、卒業後はアリゾナ大学英語学校で語学を学ぶ。
その後、レッドランズ大学院でMBAを取得し、2013年よりUCLA大学女子バスケット部ビデオ編集戦略部に所属する。

2016年に帰国して京都ハンナリーズ、翌年はライジングゼファー福岡、昨年はアルバルク東京のAC及びビデオコーディネーターとして活躍していた。

この日は、アルバルク東京が何故強いのか?
様々なクラブを見てきて、ワイヴァンズに足りないものは?
そんなことを話題に、みんなでかなり話した。



河合HCは、いつもながらの、経験に裏打ちされた、キレのある論理的な考え方を話される。

聴いてて心地が良い。
そして、河合さんのチームをしっかり見てみたいと思うのだ。

河野は?中島は?古橋は?岩田は?伊澤は?秋山は?赤土は?岡本は?和田は?上杉は?

さらに、アシスタントの徳武は?小林は?高橋は?

1人ずつ選手やスタッフの状態や課題を質問すると、丁寧に教えてくれるのである。

全ての選手やスタッフが、とてもよい方向に行っているらしい。



そして、この日は、二次会では、徹底的に、2人目の外国人選手候補、さらには3人目の外国人選手の候補、2、3人まで絞ったハイライトビデオを見せてもらう。

前回は、10人はいたが、だいぶ絞れたようである。

来週には、1人は合流できるよう、今、洋一GMが必死になっている。



今年のパスラボ山形ワイヴァンズ、是非、楽しみに待っていて欲しい!