約35年ぶりに、ふらりと入った coffee & restaurant “mari”…レストラン マリ。

実は、今年に入ってから、何となく行ってみたいと思っていたし、妻との話題でも出ていた。



絵を描いていた画家のおじさんと、お洒落でセンスが良いママさんの2人がいつも居て、室内には鳥の鳴き声が聞こえていた。

最初に来たのは、今から40年前の自分が高校3年生の時。

大人の雰囲気が溢れて、アーチスティックな空気感は、当時の山形南高校生には、カルチャーショックだった。

あの頃も、カレーライスを食べた。
そして、この日も、秘書課の後藤君とカレーライスを食べた。



これは、自分の部屋に、最も長く飾ってある、横山家具工房オリジナルの木の写真立て。

今から37年前の1982年12月25(土)、マリで自分達が主催したクリスマスパーティー「What a fantastic X'mas night」で、カップルがお洒落をして当時のポラロイドカメラで写真を撮り、木の写真立てに組み入れ、参加賞として全員へ渡す。

自分が22歳の時の企画で、男女合わせて25人くらいは参加したと思う。



ちなみに、自分と一緒に写っているのは、現在の妻である。
独身時代から、この写真は、写真立てと一緒に部屋に飾っていたし、今も棚の上にあった。

チケットも一緒に挟んでいたが、この写真を撮る時に、チケットは古くて破れてしまった。


そのパーティー後も、何度も、マリでパーティーをしたのだ。
そこで生まれたカップルもいる。



先週、とても久しぶりに訪れると、当時のママのお孫さんが切り盛りしていらっしゃり、娘さんは厨房で料理を作られていた。

最初の会話は、テーブルの上にあった紫陽花…。

少し眺めていたら、「この時期の紫陽花は綺麗ですよね!」とお孫さん。

とても感じがよく、素敵な美しい方であった。



まるで時が止まっているような気がする。

あの頃は感受性が強く、誰と誰が付き合ったとか、別れたとか、忘れられないとか、恋愛の話が多かった。
一方で、未来の夢の話も多かった。
就職の話より、かなり遠い未来の話…。

少なくとも、時間は永遠に続き、世界は自分たちの為に回っているかの如く、皆んなが光を放っていたのだ。



サラダとカレー。
ジャガイモが、とっても美味しかった。



以前と大きく違うところは、店に入ってすぐに、セレクトショップがあること。
お孫さんのアイデアらしい。
「シンプルベースに遊び心も忘れないスタイルをご提案します」とあった。


レストランもショップも、定休日は木曜日と第3日曜日、午前11時から午後7時まで。

昔は、学校に行きたくなくて、1人で時間を潰した時もあった。



当時の画家のおじさんも、ママさんも、元気でご健在だと娘さんとお孫さんから伺い、心より嬉しく思った。


昔からの仲間たちへ
また、マリの物語の続きを始めるのも良いかもしれない…ね☆