6月3日(月)、ダイバーシティメディア、ムービーオン、パスラボなどのグループ会社の管理職以上の職員約40人が、山辺町の中央公園体育施設を見学・視察しながら、活性化の為のアイデアを考えた。



まるで、大人の遠足のように、約2時間かけて、ひとつひとつの施設を、しっかり見させてもらい、賑わいと笑顔が溢れる場所になる為の、活性化策をみんなで探る。



昭和55年に山辺町の中央公園の造成と整備、昭和57年(37年前の1982年)建設の総合体育館。

体育館、武道館、屋内ゲートボール場、テニスコート、野球場、サッカー場(多目的グラウンド)、リラックススペース、日本庭園、遊技場、プールで構成されている。

山辺町民の素晴らしい資産であり、宝物である。



山辺町は、山辺町町民にとって、魅力溢れるイベントや、スポーツスクール、ライブなどを企画・実施する為に、今年の春から、指定管理者への委託に踏み切った。

入札の末、山辺町を練習場などの拠点としている「山形ワイヴァンズ」の運営会社パスラボが落札した。(プールは除く)



中心的なプロデューサーとして、山形食品の元社長であり、大蕨の棚田農夫の会代表、蕎麦屋の主人、JAデラウェアのグミやでん六豆の考案者である稲村和之氏を招聘する。

稲村氏は、現在も複数社と顧問契約を結んでいる為、こちらも非常勤となる。

しかし、モンテディオ山形、山形交響楽団、パスラボ山形ワイヴァンズ、農協など、これまでのアライアンスの実績は、素晴らしいものがあるので、適任者は彼しかいない。

彼の卓越した能力は、今から35年前に、部下であった自分がよく知っている。



稲村氏からは、「とにかく、ダイバーシティメディアグループの総力を挙げて、このポテンシャルの高い可能性に満ち溢れた山辺町のこの公園を、ピカピカにブラシュアップしよう!」と話があった。


ダイバーシティメディアからは、笹原美喜夫専務が常勤の責任者・事務局長として、安孫子さんが総合的なマネージャーとして、笹原さんが事務局サポートとしてチームを組む。
斉藤健パスラボ常務も、管理責任者となる。



この体育館を、何とかリノベーションできたら素晴らしいと話になる。
中山町には県営の野球場があるし、山辺町にも夢を引き寄せようと話す。



体育館の上には、放送スタジオがあることに驚く。



トレーニングルーム。
ここも、様々なスクールに使えると話になる。
ダンススクールやチアアカデミーなど。

山辺町には無い、本格的なスポーツマシーンを導入したトレーニングジムを作るのも面白い。



歩きながら、足を休める場所や、食事や軽食を取れる場所も考えようと話す。



稲村氏が、「ここは、もったいない!何かしたい!」と言っていた武道館。

柔道場と剣道場の広さでは、霞城公園内の武道館より広く、観客席が二階にある。

スポーツイベントの他にも、ミニライブや演劇会などもできそうである。
Eスポーツセンターでもいい。



「この辺に、コーヒーが飲める場所が欲しい!」

人々が滞留することを考えるには、休めるところ、食事や軽食が取れるところが必要だと、皆んなからも意見が出る。



屋内ゲートボール場も、あまり使っていないとのことで、とてももったいない。

稼働率を考え、もっと憩いの施設にも兼務できれば面白いと話になる。



中央のリラックススペースを回り、野球場へ。
とても美しく、テーマパークになりうる場所である。



パスラボの深瀬君が、朝から綺麗にグラウンドの土を滑らかにしてくれていた。



深瀬君の許可を取って、マウンドに立ってみる。

グラウンドの周りの木々やその後ろの山々が、とても美しく、感動すら覚える。



投球することすら忘れている…まずい!
しかし、何とかエアーボールを投げられた。



山形南高校時代に応援団として甲子園球場に行った、ムービーオンの藤木取締役支配人。

大きな声で、エールを切っていた。

こういう場所に来ると、皆んな、心が高揚して青春を思い出す。



明るく元気な安孫子さんは、以前は寒河江体育振興公社で施設管理をしていたので、専門的な部分などは全て分かり、大助かりである。



日本庭園。
体育施設の真ん中にある。

池には、人面魚がいた。
あの頃は、とても話題になったが、楽しそうに泳いでいた。

制作部の國井次長が、とても楽しそうであった。
弁当が、必要かもしれない。
ここでみんなで、弁当開きをしたくなった!



サッカーでも、運動会でも使える大きなグラウンド。

奥の野外トイレも立派である。



最後に、屋外でのミーティング。
各セクションで、活性化企画を近々出すことにした。

何もしなくても、施設は残る。
しかし、建物は古くなるし、人の足は遠のく。

賑わいを創出しなければ…!



笹原専務は、「生半端な気持ちでは、活性化などできない!必死になって、山辺町や町民の方々への恩返しの為にも、様々な企画を実行する!」と、力強く話したのであった。



大人の約40人の大遠足のようではあったが、現場の隅々まで見ることができた事は大きい。

これを知らずして、机上の空論はいらない。


いつの日か、山辺町の賑わいの中心の場所になる為に、全力を尽くしたい!


山辺町中央公園…。
物語は始まったばかりである。