7年ぶりの再会だった。

相変わらずのジーパンにイマドキのTシャツ。
高橋慶社長のスタイルである。

しかし、内面は、とても逞しくなった。
「男子、三日会わざるんば、刮目して見るべし」の通り、彼の経験が、間違いなく力を備えたと感じた。



年齢は若いが、斬新なアイデアと経験豊富な現場感覚が、彼のポテンシャルを引き上げている。

当時から、いつもファイティングポーズで外敵に備える反面、仲間や身内には情け深く守り抜く。



この日も、7年前と同じように、山形の老舗料亭「亀松閣」で会食をする。



史恵女将と料理長が、この日準備してくれた特別料理は、ノドグロである。

ノドグロの一夜干しを、さらに蒸す。

脂が乗ってとても美味しい。
味も染みている。



そもそも、高橋慶社長と出会った時は、様々な映画製作の話が出ており、行定勲監督の3作品に、高橋社長が出資して下さったのである。

カメリア、北のカナリアたち、つやのよるである。

この日、高橋社長に同行して山形入りしたのは、RISEの椎名喜生社長と、WORK CANVASの関口進社長である。

2人とも、高橋社長とは、運命共同体だと思っているようだった。



人は1人では生きていけない。
しかし、信じられる仲間でなければ、1人の方が良いかもしれない。



思いもよらない負の連鎖や、予想だにしない大きな壁など、信じられない暗雲が覆う時もある。

大切なのは、「誰と共にあるか」「何を目指しているのか」なのであろう。

是非、高橋組の高橋社長のREBORNに、エールを贈りたいと思うのであった。



翌日、彼らは、ムービーオンを視察してくれた。



奇遇にも、そこで会った山形ワイヴァンズの河野選手と高松選手。

バスケットの試合も見に来たいとのこと。
是非、スポンサーにもなって欲しいと思う。


そして、彼らの熱い想いや夢が、一つ一つ、着実に進んでいくことを望んでいる。

また山形に来て、次の化学反応を待ちたいと思うのである。