6月8日(土)、山形市のムービーオンにて、映画「長いお別れ」の上映会並びに舞台挨拶が、2回にわたり行われた。

主演の一人である女優の松原智恵子さん、主題歌を歌う優河さんが、満員のお客様へ、お話と歌をプレゼントしてくれた。



松原智恵子さんとは、山形県で撮影した、2011年公開の「小川の辺」の時にお会いし、ムービーオンで東山紀之さん達と共に、記録的な、1日全10スクリーン20回の舞台挨拶を敢行した。
(東山さんと篠原監督は全20回、松原智恵子さん、藤竜也さん、勝地涼さんは、5、6回ずつ)

2年前には、2016年公開の「ゆずの葉ゆれて」の舞台挨拶付上映会に来てくださる。
その時は、パスラボ山形ワイヴァンズの試合も観て頂いた。

そして今回、お忙しい中、山形まで、また時間を割いて来てくださったのである。

松原智恵子さんは、ベテランであるが、超売れっ子の女優であり、テレビ朝日の「やすらぎの刻」、NHKBSの「大岡越前」、さらには映画は今年公開は3本、撮影予定がさらに2本と大忙しなのである。



今回の映画は、ゆっくり記憶を失っていく父との、お別れまでの7年間。
思いもよらない出来事と、発見に満ちた日々。
笑って泣いて、前に進んでいく家族たちの、新たな愛の感動作である。



松原智恵子さんの魅力は、心から滲み出る優しさである。

麗しく、日本の大女優の中でブロマイド売り上げはトップだったが、そんなことを感じさせないくらい、物腰が柔らかく、いつも相手の目線に立ちお話をしてくださる。

舞台挨拶でも、その真面目で可愛らしい話は、会場を温かく包み込み、笑いを呼び込むのであった。



優河とのトークも、まるで本当のお母さんのように、娘を応援する言葉を、何度も発していた。



前日の夜、再会を喜びながら、スタッフの皆さんと老舗の料亭「四山楼」で懇親会を行う。

その場でも、久しぶりに会った親戚の再会の空間のように、とても楽しく温かいものであった。



映画のテーマメッセージの中に、次の言葉がある。

「だいじょうぶ。記憶は消えても、愛は消えない。」

まさに、母親の松原智恵子さんが、長女の竹内結子さんと、次女の蒼井優さんへ、人生の真理を、教えている姿が、蘇ったのであった。

この「長いお別れ」は、あのアカデミー作品「おくりびと」のように、大ヒット、メガヒットになりそうな、そんな超感動の傑作である。

是非、ご覧いただきたい!
絶賛、上映中である。